2018 年 11 月 16 日、国内版「Pixel 3」「Pixel 3 XL」にプリインストールされているデフォルトカメラアプリ「Google カメラ」が v6.1.021 にアップデートされ、先日発表された夜間撮影機能「Night Sight」、改めて「夜景モード」が利用できるようになりました。
「Google カメラ」の「Night Sight」は初代「Pixel」「Pixel XL」から最新の「Pixel 3」「Pixel 3 XL」まで 3 世代に提供されますが、日本国内としては初の Pixel スマートフォンとなる「Pixel 3」「Pixel 3 XL」に、「夜景モード」として唯一提供されます。
「夜景モード」
「夜景モード」は、夜間などお暗所でも明るく撮影できる、HDR+ の進化版のような夜景撮影モードです。
当初は「Pixel 3 / 3 XL」の発表イベント時に明かされていた撮影機能ですが、発売後の提供となりました。
「夜景モード」の特徴は、近距離の被写体に光を当てて撮影するフラッシュ機能とは異なり、背景まで含めて明るく撮影できる点です。実際には一回のシャッターで複数の画像が撮影され、その撮影された画像が合成されて最適な明るさの写真が生成されるという仕組み。
そのため被写体が撮影途中に動いてしまったとしても、動いていない状態の明るい写真が生成されます。また単に暗い場所の写真を明るく撮ることができるだけでなく、AI による色のバランスを学習する機能なども備わっています。
「夜景モード」は「Google カメラ」の撮影モードとして提供されますが、例えば暗い場所で「Google カメラ」を起動した場合に「夜景モード」による撮影を提案してくれる機能まで備わっているので、ユーザーが意識して切り替えなくても良いように設計されています。
ちなみに「夜景モード」は暗い場所で撮影する場合に、カメラに写る光を増殖させて撮影するため、明るいライトなどの光源がある場合に必要以上に明るく撮影されてしまう場合があります。また逆に、光のない完全な暗所では機能しません。
このほかバックグラウンドで複数枚の写真が撮影されるので、撮影にはシャッターボタンを押す前後の数秒間が必要となります。
「Google カメラ」アプリリンク
Source:Google