Google は 2018 年 12 月 6 日、2016 年より提供を開始したメッセンジャーサービス「Google Allo」を、2019 年 3 月をもってサービス提供終了すると電撃発表しました。
約 2 年半でのサービス終了です。「Google Allo」のチャット履歴は CSV 形式でエクスポートすることができるので、重要な会話がある場合はバックアップすることを推奨します。
「Google Allo」
「Google Allo」は国内において当初、チャット内での「Google アシスタント」を唯一利用できる Android と iOS 向けスマートフォンアプリとして登場し、その後 WEB 版も解禁されて幅広く利用することができるようになっていました。
また現在「Gboard」でも利用できる、自撮り写真からオリジナルステッカーを作成できる「Mini」機能も、最初は「Google Allo」で提供開始された機能です。ただ肝心なメッセンジャーサービスとしてはあまり人気が出ず、「LINE」や「Facebook メッセンジャー」を超えることはありませんでした。
そのためサービスが終了するとしてもおかしくはなかったのですが、、、2016 年の Google I/O で満を持して発表されたサービスだけに、同じく 2019 年 3 月末でサービスが終了する「Inbox by Gmail」同様、驚きを隠せません。
ちなみに Google は今後、「Google Allo」で得た知識と経験を活かし、「Android メッセージ」により力を入れ、開発を進めていくとしています。
「Google ハングアウト」などについても言及
Google はこのほかに、サービス終了がささやかれている「Google ハングアウト」についても言及しました。
「Google ハングアウト」は 2017 年 3 月に、G Suite ユーザーのコラボレーションサービスとして「Google ハングアウト」を「Hangouts Chat」と「Hangouts Meet」の 2 つのサービスに分けて進化させることを発表していましたが、一般ユーザー向けの「Google ハングアウト」を終了するわけではなく、は当面の間は一般ユーザー向け「Google ハングアウト」も提供が継続されるとのことです。そして「Hangouts Chat」と「Hangouts Meet」は、のちに一般ユーザーでも利用できるようになるとのこと。
ちなみにちなみに、当初すぐに終了すると予想されていたビデオ通話サービス「Google Duo」は、今後も開発が進められる模様です。「Google Duo」は終了しません。
Source:Google