2018 年 10 月に Android 用のベータ版「Gboard」アプリでテスト利用が可能となっていた“クリップボード” 機能が、2019 年 3 月になってようやく正式リリースされた模様です。
Android 版「Gboard」アプリで “クリップボード” を利用するには、文字入力で「Gboard」アプリを起動し、矢印アイコン → “・・・(メニュー)” アイコン → “クリップボード” とタッチして、“クリップボード” 機能自体を ON にします。
ベータ版時は特に “クリップボード” を ON にしなくても利用できたのですが、正式版では新たに機能自体を ON にしてユーザー自身で許可を行うことが必要となりました。
ちなみに、もちろんアプリバージョンを最新に上げておく必要がありますのでご注意ください。
“クリップボード”
“クリップボード” は、通常コピー& ペースト用に 1 パターンのテキストしか保存しておくことができないものを、複数ストックして文字入力の手間を省くことができる機能です。
「BlackBerry キーボード」などで以前より提供されていますが、「Gboard」でも同じように “クリップボード” を利用できるようになりました。
「Gboard」の “クリップボード” 利用手順は、まず機能自体を ON にしておいた状態で、矢印 → “・・・(メニュー)” アイコン → “クリップボード” をタッチします。するとこれまでコピーしたテキストの履歴が表示されるので、その中から任意のテキストをタッチします。これですぐにテキストの貼り付けが行われます。
また “クリップボード” の履歴は編集や削除はもちろん、よく使うテキストについては固定しておくことも可能。固定をしないと、コピーしてから 1 時間後に履歴から削除される仕様です。
ちなみに一旦固定したテキストを解除した場合、解除から 1 時間後に “クリップボード” 履歴から削除されます。
ところで、ベータ版の段階ではコピーしたテキストの編集を行うことができなかったので、正式版で改良されました。使い勝手大幅向上です。「Gboard」の “クリップボード” は若干複雑で慣れも必要ですが、これまでサードパティーのクリップボードアプリを利用していたユーザーは「Gboard」に統一することができるのでオススメです。
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