2018 年 10 月 22 日頃に配信された Android 版文字入力アプリ「Gboard」のベータ版 v7.7.5 において、クリップボードに保存しておくテキストを管理することができる “クリップボードマネジャー” 機能が追加されました。
この “クリップボードマネジャー” 機能は、「Gboard」のベータテストに参加しつつアプリを v7.7.5 にアップデートする必要がありますが、アップデートしたからといってすぐに使えるようになるわけではなく、バックグラウンドによる配信が行われてから使えるようになる模様です。現に、私手持ちの Android も 10 月 27 日未明に使えるようになりました。
“クリップボードマネジャー”
“クリップボードマネジャー” は、通常コピー& ペースト用に 1 パターンのテキストしか保存しておくことができないものを、複数ストックして文字入力の手間を省くことができる機能です。
「BlackBerry キーボード」などでも、この機能は以前より提供されています。「Gboard」が、「BlackBerry キーボード」に追いついたわけですね。
「Gboard」の“クリップボードマネジャー” は、“G” アイコンをタッチ → “・・・(メニュー)” アイコンをタッチ → “クリップボード” をタッチ、の順で表示することが可能。
実際の利用方法は、キーボード右上の “+” アイコンからストックしておくテキストを作成し、文字入力の際にワンタッチで入力するという流れです。ただストック用に作成したテキストの再編集を行うことができない模様なので、間違えたりいらなくなった場合は一旦そのストックをゴミ箱に入れてから新しい(or 正しい)テキストストックを作成する必要があります。
つまり現段階では、あまり使い勝手が良いとは言えませんでした。
「Gboard」の “クリップボードマネジャー” は、今のところあくまでもベータ版の機能なので、今後のアップデートによる機能修正と、正式版としてのリリースに期待です。