Google の地図サービス「Google マップ」のスマートフォンアプリ版が、いつの間にか新しいマテリアルデザインに一新されました。
「Google マップ」アプリの新マテリアルデザイン化は、Android 版と iOS 版共に行われています。実際のデザイン自体は以前から大きく変更はされていませんが、「Google Keep」などの他の新マテリアルデザイン採用 Google サービスと同様に、アカウントの切り替えを以前よりも少ない工程で行うことができるようになっています。他サービスと共通化されたという見方が正しいでしょう。
そして更に、メニュー項目に新たな “メッセージ” が新設されました。
「Google マップ」の “メッセージ” は、「Google マイビジネス」を登録しつつ更に “メッセージ” 機能を ON にしているお店などのスポット(Google マイビジネス)アカウントと、「Google マップ」上でダイレクトにチャット形式のメッセージをやり取りすることができる機能です。要は「Google マップ」に掲載されているお店と、お店に関する質問などを「Google マップ」上でダイレクトにやり取りできるということ。
「Google マップ」の “メッセージ” は海外では 2018 年から一部で解禁されていましたが、日本国内ではこれまで始まっていませんでした。それが現在、こちらも Android 版と iOS 版共に解禁されています。
「Google マップ」の “メッセージ” を利用できる「Google マイビジネス」アカウントでは、“経路” や “共有” などのスポットメニューの並びに “メッセージ” が表示されます。そこをタッチすることで質問やコメントなどのメッセージをダイレクトにやり取りすることが可能。
ちょっとややこしいのは、「Google マイビジネス」を利用しているだけでなく、“メッセージ” 機能自体を ON にしているスポットアカウントでないと、“メッセージ” が表示されないという点です。
「Google マイビジネス」利用アカウントが、一般ユーザーからの “メッセージ” を受け付けることができるようにするには、「Google マイビジネス」を開いて “顧客” → “メッセージ” と進むことでポップアップウィンドウが表示され、そこから “メッセージ” を ON にします。これで、スポットメニューに “メッセージ” が表示されるようになります。
「Google マップ」の “メッセージ” は、例えば営業日や営業時間、メニューなどの質問や、席の予約などをダイレクトに行うことができるようになるのでかなり便利なツールです。ただ、いかんせんまだ認知度が低い点が難点。
とはいえ今後「Google マップ」の “メッセージ” が一般ユーザーにも段々と浸透するようになれば、便利ツールとして瞬時に認知度も上がり、広く活用されるようになると予想されます。そのためにも「Google マイビジネス」アカウントを持っているユーザーは、すぐに “メッセージ” を ON にしておいた方がいいでしょう。