日本語もサポートしている Google の文字入力サービス「Gboard」の Android 版アプリが、2019 年 5 月 16 日に v8.2.9 へとアップデートされ、クリップボードをはじめとした様々な新機能が追加されました。
Android 版「Gboard」アプリ v8.2.9 にて追加された新機能は、以下。
- Emoji 12.0 に対応(Android Q)
- 絵文字のスキントーンと性別の設定保持
- クリップボード
- 単語リストのインポートとエクスポート
- 検索履歴の長押し削除
- 絵文字ページなどの縦スクロール対応(ベータ版)
Emoji 12.0 に対応(Android Q)
Emoji 12.0 は、要は新しい絵文字です。
あくび顔など複数の絵文字が追加されていますが、Android Q(現時点では Android Q Beta)対応機種に限ります。
絵文字のスキントーンと性別の設定保持
絵文字のスキントーンと性別の設定保持は、対象の絵文字を長押しした際に表示される、スキントーンや性別を洗濯可能なポップアップウィンドウの絵文字一覧中から任意の絵文字を選択した場合に、その選択した絵文字が一覧画面に残る設定です。
言葉の説明ではややこしいですが、要は選択した絵文字が履歴として残ります。
クリップボード
クリップボードは、ベータ版の「Gboard」に以前から実装されていた機能です。
当初のクリップボードから多数の改良が加えられて、ようやく正式版としてリリースされました。
単語リストのインポートとエクスポート
単語リストのインポートとエクスポートは、ユーザー任意で作成した単語リストの各単語をエクスポートして、機種変更などをした際に新たな Android スマートフォンのインポートできる機能です。
独自の単語リストを多数設定しているユーザーにとっては、待望の機能となります。ようやくです。
検索履歴の長押し削除
「Gboard」の検索バーから検索した際に入力した単語を、長押しで削除できるようになりました。
検索アクティビティが残ることに抵抗があったユーザーには待望の機能ですが、あまり気にされないユーザーにとってはほぼ使わない新機能かと思います。
絵文字ページなどの縦スクロール対応(ベータ版)
絵文字ページなどの縦スクロール対応は、今のところベータ版の「Gboard」で利用できる新機能です。
これまで絵文字一覧をスクロールするには横スクロールとなっていたのですが、縦スクロールをしながら絵文字などを探すことができるようになりました。縦スクロールではあるものの、ページが終わると自動でサイドや次のタブにスライドしていきます。
昨今のトレンドとなっているアスペクト比 18:9 以上の縦長ディスプレイを採用した Android デバイスでは、とても利便性の高い新機能となっています。