Google は 2019 年 7 月 19 日、5 月に開催された開発者イベント Google I/O 2019 における、Bluetooth 簡易接続「Fast Pair」の今後の展開に関する講演内容を公開しました。
そもそも「Fast Pair」は、Android と Bluetooth デバイスを簡単に接続するための規格で、例えば Google 製 Bluetooth ヘッドセット「Pixel Buds」をペアリングモードにした際に、Android にペアリングを促すポップアップ通知が自動表示され、そこから簡単に Bluetooth ペアリングができるようになります。また「Fast Pair」は簡易接続だけでなく、接続している Bluetooth デバイスのバッテリー残量まで Android 側で確認できる点も特徴です。
そして今回公開された「Fast Pair」の今後の展開では、左右分離型 Bluetooth ヘッドセットの左右それぞれのバッテリー残量と、更にバッテリーケースのバッテリー残量まで開閉時に表示可能となる模様。また Bluetooth デバイスを最後に使用した場所ログを元にした、Bluetooth デバイス位置検索機能「Find My Device」も提供されます。
これらの機能は次期 Android OS バージョン「Android Q」にて、更新された Bluetooth デバイス詳細情報画面が提供される模様で、そこから左右それぞれとバッテリーケースのバッテリー残量や「Find My Device」が利用可能となります。
ただし今回の「Fast Pair」新機能は、あくまでも「Fast Pair」をサポートしている Bluetooth デバイスにて利用できる新機能です。今のところ「Fast Pair」をサポートしている Bluetooth デバイスは、以下の通り。
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Source:Google