- Google、「Advanced Protection Program」登録済み Android のセキュリティを強化へ
- 「Advanced Protection Program」は 2 段階認証プロセスより強力なセキュリティプログラム
- 提供元不明アプリの APK インストールをブロック
Google は 2020 年 3 月 18 日、政党関係者、ジャーナリスト、活動家、ビジネスパーソンなど、アカウント乗っ取りやフィッシングなどのターゲットにされやすい Google アカウントを強固に守るセキュリティプログラム「Advanced Protection Program」の、さらなるセキュリティ強化を正式発表しました。
今回発表された主な内容は、Android を有害なアプリから守ってくれる「Google Pay ストア」アプリスキャン機能「Google Play プロテクト」の自動 ON と、提供元不明アプリの APK ファイルからのインストールブロックです。
「Google Play プロテクト」は手動で ON / OFF ができるのですが、「Advanced Protection Program」に登録している Google ユーザーが Android を利用する場合、この「Google Play プロテクト」が自動で ON になります。
提供元不明アプリの APK ファイルからのインストールブロックはそのままで、APK ファイルを用いた提供元不明アプリのインストールがブロックされるようになります。
ただしすでに APK ファイルからインストールしている提供元不明アプリは削除されずにそのまま利用することができ、また Windows PC などと接続しての「Android Debug Bridge(ADB)」を用いれば、APK ファイルによるアプリインストールを引き続き行うことが可能です。
今回発表された「Advanced Protection Program」のさらなるセキュリティ強化は、発表同日より Android に対して順次展開されていきます。また今年後半には、「Chrome」に対する新しいマルウェア保護プログラムが展開される予定です。
ちなみに「Advanced Protection Program」は、「Titan セキュリティ キー」を持っているか、セキュリティチップ「Titan」が内蔵されている「Pixel 4」や「Pixel 4 XL」などの対象機種を持っていれば、一般ユーザーでも簡単に登録可能です。
アカウント乗っ取りなどが心配な場合は、その内容をよく読んで理解したうえで、是非登録してみてください。
Source:Google