- Google Japan、国内版「Google ウォレット」提供開始を正式発表
- 今後数週間かけて「Google Pay」アプリは「Google ウォレット」アプリへと生まれ変わります
- 基本的な機能は「Google Pay」と同様
Google 国内法人 Google Japan は 2023 年 3 月 29 日(水)、国内版「Google ウォレット」提供開始を正式発表しました。
今後数週間かけて、国内版「Google Pay」アプリは国内版「Google ウォレット」アプリへと生まれ変わります。とはいえ、すでに一部で国内版「Google ウォレット」アプリも配信中です。
「Google ウォレット」
「Google ウォレット」は当初、モバイル決済「Google Pay」に変わる新サービスとして昨年 2022 年 5 月開催 Google 開発者イベント「Google I/O 2022」にて正式発表され、そして 2022 年 7 月にはグローバルで展開が開始されました。
新たに日本国内で提供される国内版「Google ウォレット」は、グローバル版「Google Wallet」の Visa 提供 NFC タッチ決済「Visa のタッチ決済」や Mastercard 提供 NFC 決済「Mastercard コンタクトレス」だけでなく、「楽天 Edy」や「iD」、「Suica」や「nanaco」など、FeliCa 依存の日本国内系電子マネーもしっかりサポートされています。
もちろんこれまで通り、「d ポイント」や「T ポイント」などのポイントカードもサポート。基本的な機能はこれまでの国内版「Google Pay」と変わりありませんが、Android を車のキーとして利用できる「デジタルカーキー」や「新型コロナウイルス」の「デジタルワクチン接種証明書」などの、各デジタル化サービスも内包されている点は、「Google Pay」アプリと大きく異なる点です。
「Google ウォレット」はデザインにおいても、新マテリアルデザイン「Material You」の壁紙に応じてデザインとアイコンが変わる「ダイナミックカラー」「テーマアイコン」にも対応しています。
また、「Google Pay」アプリから「Google ウォレット」アプリへとリニューアル(リネーム)される仕様となっているため、アイコンとアプリ名が変更されます。「Google Pay」を使い慣れている方は、慣れるまで注意が必要です。
このほかおそらく、2023 年 5 月 11 日(木)に開始される「マイナンバーカード」の Android デバイス搭載においても、国内版「Google ウォレット」が用いられると予想されます。
「Google ウォレット」アプリリンク
Source:Google Japan