- Google、非アクティブアカウントに対するポリシーを 2 年に設定
- 2 年間未使用または未ログインの Google アカウントは保存データも含めてまるごと削除へ(2023 年 12 月より開始)
- ただし個人アカウントのみが対象(Google Workspace エディション / Individual アカウントなどは対象外)
Google は 2023 年 5 月 17 日(火)、放置されている Google アカウントに対するセキュリティの脅威からユーザーを保護するために、非アクティブアカウントに対するポリシーを 2 年に設定すると発表しました。
Google が定義する非アクティブアカウントは、一定期間未使用または未ログインの Google アカウントを指します。Google は今回、この非アクティブアカウントに対するポリシーを 2 年に設定することで、2 年間未使用または未ログインの Google アカウントを削除できるようにするということです。
削除されるのはアカウントももちろんですが、「Gmail」、「Google Workspace」関連サービス、「Google フォト」、「YouTube」など、削除対象となるアカウントに関連する保存データすべても対象です。例えば「Google フォト」に大量の写真や動画を保存している場合でも、2 年間未使用または未ログインの場合はすべて削除される可能性があります。
Google による 2 年間未使用または未ログインの Google アカウント削除は、2023 年 12 月から、まずは作成以降未使用の Google アカウントに対して先行して開始予定です。ただしあくまでも個人アカウントのみが対象となり、「Google Workspace エディション / Individual」アカウントを含む学校や企業などの組織アカウントは、2 年間未使用または未ログインであっても削除対象外となります。
また Google は、削除対象アカウントに対し削除までの数か月間にわたって、設定されているメインメールアドレスと回復用メールアドレスに通知も送信します。つまり、2 年未使用または未ログインの場合にアカウントが絶対に & 勝手に削除されるわけではなく、Google 側で十分注意を払いつつしっかりと事前通知も行いながらゆっくり慎重に段階的に展開される模様です。
もし普段使っていない一方で削除されると困るアカウントをお持ちの Google ユーザーは、定期的なログインもしくはサービス利用を行いましょう。またそういったアカウントに対して 2 段階認証や「パスキー」をまだ設定していない場合は、乗っ取り行為などの脅威から守るためにも、今すぐ設定を行ってください。
Source:Google