- 「Google Workspace」が新サインイン方式「パスキー(Passkey)」に対応
- 「Google Workspace」管理者は組織内ユーザーのパスワードレス認証「パスキー」利用を設定可能に
- まずはオープンベータ版として提供(デフォルト設定は OFF)
Google は 2023 年 6 月 5 日(月)、グループウェア「Google Workspace」における新サインイン方式「パスキー(Passkey)」対応を発表しました。
「Google Workspace」における「パスキー」対応では、「Google Workspace」管理者が組織内ユーザーのパスワードレス認証「パスキー」利用を設定できるようになります。まずはオープンベータ版として提供されているため、デフォルト設定は OFF ですが、管理コンソールから「パスキー」設定を ON にすることで利用開始可能です。
「パスキー」は、オンライン認証技術標準化団体 FIDO Alliance のもとで Google、Apple、Microsoft などのメーカー共同で提供が開始された、パスワードレス新サインイン方式です。指紋認証 / 顔認証といった生体認証や、PIN コード入力 / パターン入力といったロック解除認証、またセキュリティキーデバイス(Titan セキュリティキーなど)を用いて、パスワードレスでありながら簡単 & 安全なサインインを実現します。
実際に Google アカウントなどのサインイン方式に「パスキー」を設定した場合、例えば WEB 認証規格「FIDO2」をサポートしている PC などのデバイスで Google アカウントページにアクセスすると、生体認証(指紋認証 / 顔認証)やセキュリティキーデバイス挿入が求められ、それを行うだけでサインインできるようになります。つまり「パスキー」が広がることで、これまでいちいち覚えておかなければいけなかったり、パスワードマネージャーを用いて管理をしなければいけなかったパスワードの、終わりが始まるわけです。
Source:Google