- 「Google カメラ」で美顔フィルタ[顔写真加工]の適用を可視化へ
- 今後[顔写真加工]はデフォルトで OFF、適用する場合は提案が表示
- 美顔フィルタは諸刃の剣
Google は 2020 年 10 月 1 日、Pixel シリーズのデフォルトカメラアプリ「Google カメラ」の自撮り機能の一つとして提供している美顔フィルタ[顔写真加工]を、今後デフォルトで OFF にすると発表しました。
「Google カメラ」の[顔写真加工]は、フロントカメラを利用する自撮り撮影時適用される美顔フィルタで、設定で[オフ][ナチュラル][スムーズ]から選択することができます。
「Google カメラ」の[顔写真加工]は通常、[ナチュラル]に設定されていて、自動で美顔フィルタが適用されるようになっています。しかしこれが今後、デフォルトで[オフ]に設定されます。
「Google カメラ」の[顔写真加工]がデフォルトで[オフ]になる理由は、美顔フィルタが適用されることで自撮り写真が映える一方で、ユーザーが美顔フィルタの適用を認識していない場合に、美顔フィルタ適用写真と現実の顔とのギャップに精神的苦痛を感じる可能性があり、結果として精神的健康に悪影響を及ぼすためです。まさに諸刃の剣。
この精神的悪影響を考慮するために、Google は新たな製品設定フレームワークを作成しました。実際には、写真に美顔フィル[顔写真加工]を適用するかどうかを提案として通知表示し、ユーザーが意識的に美顔フィルタ適用有無を選択できるようにします。
「Google カメラ」の[顔写真加工]デフォルト OFF 設定は、まずは「Pixel 4a」「Pixel 4a(5G)」「Pixel 5」にて提供が開始されます。また今後の「Google カメラ」アップデートにおいて、[顔写真加工]提案通知機能も提供される予定です。
[顔写真加工]提案通知にて美顔フィルタを ON にする場合、どのように顔写真に変更が加えられるかの詳細説明も表示されるようになります。
アプリリンク
- Android
- [appbox googleplay com.google.android.GoogleCamera]
Source:Google