- Visa、Android をタッチ決済受付用端末(POS)化できる「Tap to Phone」提供拡大
- 決済受付用 Android に「Visa のタッチ決済」対応クレジットカードなどを近づけて決済可能
- 日本でも茨城交通、岩手県北バス、会津バス(福島交通)から展開
世界的決済技術 Visa は 2020 年 10 月 22 日、1 年間世界的に試験運用してきた、Android をタッチ決済受付用端末(POS)できる「Tap to Phone」の本格展開開始を正式発表しました。
「Tap to Phone」は、店舗などが決済用レジ端末を用意する必要なく、手持ちの NFC 搭載 Android を決済受付用端末として利用できる、新しいモバイル決済サービスです。実際に利用するには、専用のアプリを決済受付用 Android にインストールするだけと簡単です。
「Tap to Phone」は日本でも、2020 年 7 月 29 日よりの茨城交通を皮切りに、岩手県北バス、会津バス(福島交通)などで順次展開が開始されています。
「Tap to Phone」の利点は決済用のレジ端末を別途用意する必要がないため、行列ができる店舗にて事前決済が可能だったりなど、現金不要で Android のみで決済を完結することが可能です。ちなみに実際の決済には、「Visa のタッチ決済」を利用するため、決済受付用 Android に NFC 版「Google Pay」対応 Android を近づけるだけで決済可能です。
「Tap to Phone」は現在、欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋、南米の国々で展開中で、2021 年には米国、そしてブラジル、イタリア、英国でも順次展開開始されます。デジタル決済の普及が加速している昨今、「Tap to Phone」の導入でさらなる加速も期待できます。
Source:開始