- フライトシステムコンサルティング、Android を決済端末に変える「Tapion(タピオン)」を 2021 年後半に国内提供へ
- Android を NFC 決済用の決済受信端末化
- 紛失盗難でも安心なエリア制御機能などを搭載
株式会社フライトシステムコンサルティングは 2021 年 2 月 3 日、Android を決済端末に変える新しいソリューション「Tapion(タピオン)」を、2021 年後半に国内提供開始すると発表しました。
「Tapion」は、NFC を搭載した Android を、決済受信端末化できるソリューションです。通常の Android 用モバイル決済「Google Pay」では、NFC(NFC Type-A/B)や Felica(NFC Type-F)を用いて決済送信を行いますが、「Tapion」は NFC を用いて決済の受信を行うことができる点が特徴です。
なので、例えばキャッシュレス決済用のレジ端末などを用意するのが難しい店舗やキッチンカーなど、「Tapion」を用いて手持ちの Android を決済受信端末として活用できるようになります。もちろん「Visa のタッチ決済」など、NFC を用いたタッチレス決済に対応しているクレジットカードでの決済も、Android を決済受信端末として活用できるようになるわけです。
ちなみに「Tapion」は、クレジットカード決済や NFC 関連技術のソリューションプロバイダー Fime 社との協業により、「EMV(Europay、Mastercard、VISA protcol)」やクレジットカード会員の情報を保護することを目的に定められた情報セキュリティ基準「PCI 基準」などのセキュリティ認定を取得済み。通信は LTE を利用するため、有線インターネットを確保できない環境でも、安心安全に決済を行うことが可能となります。
このほか「Tapion」には、位置情報を用いて指定された場所でしか決済できないようにするエリア制御技法の「ジオフェンシング」も搭載しているので、「Tapion」Android を紛失盗難した場合でも、決済データを盗まれるようなこともありません。
とにかく期待大な「Tapion」。提供開始時期など、今後のフライトシステムコンサルティングからの発表に期待しましょう。
Source:フライトシステムコンサルティング