- 2011 年の「Chromebook」発売から 10 周年
- 「Chromebook」に 3 つの新機能追加へ
- 「Phone Hub」、新しい「Wi-Fi 同期」、そして近距離ファイル共有「Nearby Share(ニアバイシェア)」
Google は 2021 年 3 月 9 日、2011 年に発売された ChromeOS 搭載ラップトップ PC「Chromebook」の発売 10 周年を報告しました。
また今後「Chromebook」に追加する 3 つの新機能も発表されています。「Chromebook」に追加される 3 つの新機能は、Android の着信や通知などを「Chromebook」上で確認したりできる「Phone Hub」、Android に設定されている Wi-Fi 情報を自動で同期する新しい「Wi-Fi 同期」、そして近距離ファイル共有「Nearby Share(ニアバイシェア)」です。
「Phone Hub」
「Chromebook」に新たに実装される「Phone Hub」は、Android とペアリングして使用します。
Android で受信した通知や着信などを「Chromebook」上で確認したり、Android のモバイルネットワーク電波状況やバッテリー残量の確認、さらに Android の Wi-Fi テザリングを遠隔で ON にするなどができるようになります。このほか Android の「Chrome」アプリで回覧した WEB ページを、「Chromebook」で継続表示する機能なども実装されます。
本来こういった機能は Google Pixel スマートフォン特化機能として提供されますが、「Phone Hub」は Google Pixel に限った機能とはならない模様です。
新しい「Wi-Fi 同期」
「Chromebook」には、同じ Google アカウントでログインしている Android などが使用している Wi-Fi ネットワークを、資格情報入力後に同期できる「Wi-Fi 同期」機能が実装されています。
しかし新たに提供される新しい「Wi-Fi 同期」では、同じ Google アカウントでログインしている Android やほかの「Chromebook」などで使用した Wi-Fi ネットワークを、資格情報の再入力なしで自動同期できるようになります。要は、「Chromebook」でのオンラインアクセスを、より迅速に行うことができるようになるわけですね。
「Nearby Share(ニアバイシェア)」
「Nearby Share(ニアバイシェア)」は、Bluetooth を使用して Android 同士でファイルなどを無線共有することができる近距離ファイル共有機能です。
これまで「Nearby Share」は Android 同士での利用となっていましたが、「Chromebook」または「ChromeOS」搭載機種同士、もしくは Android との「Nearby Share」が解禁されます。
「Chromebook」における「Nearby Share」は、今後数ヶ月以内に提供開始予定です。
Source:Google