- 楽天、「楽天モバイル」キャリア決済サービス利用規約を変更
- 不正利用時のユーザー申し込み取り消しに関する文言を追記
- 2021 年 9 月 9 日からの即日適用
楽天は 2021 年 9 月 9 日、同社の MNO サービス「楽天モバイル」のキャリア決済サービス利用規約変更を発表しました。
「楽天モバイル」のキャリア決済サービスは現状、Android のアプリストア「Google Play ストア」にて選択可能な決済サービスです。そしてその利用規約は、第 1 条から第 16 条までの、比較的簡単な内容の利用規約となっています。そして今回変更となるのは第 6 条です。
「楽天モバイル」キャリア決済サービス利用規約第 6 条は、「楽天モバイル」キャリア決済サービス申し込み時の、「楽天モバイル」側の拒否権や取り消し権限を明記した、全 8までの内容となっています。そしてこの「楽天モバイル」キャリア決済サービス利用規約第 6 条に、“(8) 不正利用の疑いがあると当社が判断した場合” という文言が追記され、全 9 項となりました。
つまり「楽天モバイル」キャリア決済サービス利用規約変更というよりも、要は追記です。
- 「楽天モバイル」キャリア決済サービス利用規約第 6 条変更後
- お客様が次のいずれかに該当し、又は該当するおそれがあると当社が判断する場合は、当社は、本サービスの利用申込みを拒否することができ、又は既になされた本サービスの利用申込みを取り消すことができるものとします。この場合、当社は、本サービスを利用できないことによってお客様に生じた損害について、責任を負いません。
- (1) お客様が購入等されたアプリ等が本サービスに対応していない場合
- (2) お客様が、通信料その他当社に対して負っている債務を当社が定める期限内にお支払いいただいていない、又はその支払を怠るおそれがある場合
- (3) 購入代金の合計額が利用可能額に達している場合
- (4) 本サービスを利用される回線の契約が、当社が別途定める契約形態でない場合
- (5) お客様が購入等したアプリ等について、Google 又は当社が不適切と判断した場合
- (6) お客様が、転売その他の方法により換金することを目的としたアプリ等の購入に本サービスを利用している場合
- (7) 当社の業務に支障が生じる場合
- (8) 不正利用の疑いがあると当社が判断した場合
- (9) その他当社が定める本サービスの利用要件を満たさない場合
むしろ今まで不正利用に関する規約が明記されていなかったことに驚きではありますが、今回も例のごとく、Google Play ストアで不正利用しようとした輩がいたのでしょう。そしてそのための利用規約変更(追記)となったと予想されます。
また今回の「楽天モバイル」キャリア決済サービス利用規約変更は、2021 年 9 月 9 日に即日適用されています。緊急性を感じる利用規約変更です。
Source:楽天モバイル