- Google、2021 年 9 月 29 日に検索ニュース発表イベント「Search On ’21」開催
- 住所代替えシステム「Plus Codes」を用いた新しい地図作成アプリ「Address Maker」を Android 向けに提供へ
- ただし地方自治体関係者や NGO の一員が使用資格申請を行う必要あり
Google は 2021 年 9 月 29 日(日本時間 2021 年 9 月 30 日 2 時)に開催した検索ニュース発表イベント「Search On ’21」にて、2015 年に公開した住所代替えオープンソースシステム「Plus Codes」を用いた新しい地図作成アプリ「Address Maker」を、Android 向けに提供すると発表しました。
「Address Maker」アプリは、住所情報の整備が遅れている振興地域などにおいて、「Plus Codes」を用いた住所作成を簡単に行うことができるようにすることを目的とした、新しい Android アプリです。「Address Maker」で作成した住所は、地図サービス「Google マップ」で利用できるようになり、その地域の生活に役立てられます。
「Address Maker」アプリはすでに米国政府と NGO(非政府組織)のほか、ガンビア、ケニア、インド、南アフリカの政府と NGO ですでに使われていて、特に振興地域の住所作成に活用されています。
「Address Maker」アプリは「Plus Codes」を用いた住所を新たに作成することができるアプリということで、不正使用を防ぐために一般ユーザーが利用できるわけではありません。「Address Maker」アプリを利用したい場合は、地方自治体関係者や NGO の一員が Google に使用資格申請を行うことが必要で、許可が降りた場合のみ利用できるようになります。
Source:Google