- NTT ドコモ、EC サイト「ドコモオンラインショップ」における機種変更・契約変更、アクセサリー購入時に 3G、4G、5G の自社モバイル回線アクセスを 2021 年 11 月 26 日から必須に
- さらに 4 桁のネットワーク暗証番号で認証する仕組み(セキュリティ性は向上)
- しかし eSIM 発行は一体どうなる?
NTT ドコモは 2021 年 11 月 19 日、同社の EC サイト「ドコモオンラインショップ」における機種変更・契約変更、アクセサリー購入時に、3G、4G、5G の自社モバイル回線アクセスを 2021 年 11 月 26 日から必須にすると発表しました。
「ドコモオンラインショップ」のこの仕様変更により、2021 年 11 月 26 日からは PC にて「ドコモオンラインショップ」にアクセスして機種変更・契約変更、アクセサリー購入を行うことはできなくなります。ただし、MNP 転入を含む新規契約のみ、NTT ドコモ回線以外を利用してのアクセスを行うことは、これまで通り可能です。
NTT ドコモにおける自社モバイル回線アクセス仕様では、事前に設定した 4 桁のネットワーク暗証番号で認証する仕組みが取り入れられます。自社モバイル回線アクセス限定にしつつさらにネットワーク暗証番号での認証ということで、利便性は低下するものの、セキュリティ性は向上します。おそらく、これまでそれだけ不正が横行してきたということなのでしょう。
ただ気になるのは、NTT ドコモが 2021 年 9 月 8 日から開始した、組み込み型 SIM「eSIM」サービスについてです。現在「ドコモオンラインショップ」での「eSIM」発行は、システムメンテナンスという名目で約一ヶ月程度申込受付が停止されています。
もし「eSIM」の発行でも自社モバイル回線アクセス限定仕様が適用されるということになれば、SIM スロットの物理 SIM を挿しつつ NTT ドコモ回線で「eSIM」を発行するという、超絶意味不明な仕様になるということなのでしょうか。その場合、SIM スロットがある機種ならまだ良いですが、「eSIM」にしか対応していない機種はどうなるのでしょう。
また、NTT ドコモ回線におけるテザリングでのアクセスはどういう判定になるのでしょうか。いろいろと不明な点多め。
NTT ドコモの「eSIM」発行の仕様が今後どうなるのか、そもそも「ドコモオンラインショップ」のシステムメンテナンスがいつ終わるのか、気になるところですね。とりあえずは 2021 年 11 月 26 日を待ちましょう。
Source:NTT ドコモ