- Google Japan、大画面デバイス向け新 OS「12L(Android 12L)」を公式に一般紹介
- 「12L」は Android タブレット、フォルダブルスマートフォン、ChromeOS など大画面デバイス向けに最適化された OS(Google Pixel スマートフォンでも利用可能)
- 2022 年後半に Samsung、Lenovo、Microsoft 製タブレットや折りたたみ式デバイスにも提供予定
Google 日本人 Google Japan は 2022 年 6 月 10 日、2022 年 3 月 7 日に本家 Google が公開した、Android タブレット、フォルダブルスマートフォン、ChromeOS など大画面デバイス向け OS「12L(Android 12L)」を紹介するブログの日本語翻訳 & 加筆版ブログを、三か月遅れで公開しました。
今回 Google Japan が公開したブログの内容は、「12L」についての簡単な紹介と、「12L」の今後の展開を予告するものです。
「12L」は今のところ、「Pixel 3a」以降の Google Pixel スマートフォンに対したプラットフォームとして提供はされているのですが、OS バージョンやファームウェア、ビルド番号に明確な印が付いていないため、どの段階で明確に配信されたのかはよくわからない状態となっています。とりあえず「12L」は、2022 年 3 月の Google Pixel スマートフォンに対するソフトウェアアップデートで提供されている模様。
そして正式版「12L」は、Samsung、Lenovo、Microsoft 製タブレットや折りたたみ式デバイスにも、2022 年後半に提供予定ということが、改めて発表されています。つまり、Microsoft 製デュアルディスプレイ搭載デュアルスクリーン Android スマートフォン「Surface Duo 2」にも「12L」が提供される可能性があります。かなり胸熱。
12L は、今年中に行われるアップデートによって、Samsung、Lenovo、Microsoft のタブレットや折りたたみ式デバイスで利用できるようになる予定です。
「12L」
「12L」は、Android 12 をベースに Android タブレット、フォルダブルスマートフォン、ChromeOS など大画面デバイス向けに最適化された OS です。
その大画面を活かし、例えば通知シェードを上からスワイプして表示した際に、通知部分とクイック設定タイル部分が横に並ぶように表示され、通知を削除したりクイック設定タイルをタッチしたりなど、見やすく操作もしやすくなっている点が特徴。
また例えば、Android 設定画面では、左サイドバーに設定メニューが表示され、任意のメニューをタッチすることで画面中央から右側にかけてタッチした設定のページが展開されるなど、操作性や利便性がも考慮されています。
「12L」最大の特徴は、その大画面を活かしたマルチタスク(分割画面)機能です。分割画面モードも、タスクバーから任意のアプリをドラッグ & ドロップするだけで展開可能。分割画面モードでは 2 つのアプリを一度に操作できます。
Source:Google