- 2022 年 7 月 2 日から発生している KDDI 通信障害を受けて金子総務大臣が臨時記者会見実施
- 総務省、だいぶお怒りの様子
- KDDI からの今後の報告を踏まえ、しかるべき対応を行う予定
2022 年 7 月 2 日（土）1 時 35 分頃より、KDDI の MNO ブランド au や MVNO などの関連サービスにて、通信障害が発生しています。
KDDI 通信障害は結局 24 時間以上の長期継続となってしまい、2022 年 7 月 3 日（日）昼過ぎ現在も、まだ完全復旧にはいたっていません。
https://news.kddi.com/important/news/important_20220703973.html そんな中、日本行政機関総務省の金子総務大臣は 2022 年 7 月 3 日、KDDI 通信障害を受けて臨時記者会見を実施。金子総務大臣臨時記者会見では、KDDI 通信障害が基幹ネットワークの設備故障と、それによって通信回線切り替え用交換機に異常な通信集中（輻輳 / ふくそう）が発生してしまったがためのネットワークダウンが主な原因だったということや、今後の対応などが語られました。
KDDI 通信障害発生直後の 2022 年 7 月 3 日 3 時頃に、KDDI から総務省へ通信障害発生の報告があり、それに対して総務省は早期復旧とユーザーに対するきめ細かい情報の周知広報を丁寧に行うことを要請。しかし金子総務大臣臨時記者会見実施時もまだ KDDI 通信障害が解消していないことから、金子総務大臣はかなりお怒りの様子です。
KDDI のモバイルネットワークが国民生活や社会経済にとって重要なインフラであることはもちろんですが、ただでさえコロナ禍であることや、突然の猛暑による熱中症リスクが高まっていること、また「台風 4 号（アイレー）」が南から接近中であることなど、最悪なタイミングで通信障害が発生してしまったことと復旧が大幅に遅れていることに対し、総務省は事態を深刻に受け止めつつ遺憾の意を表明しています。
総務省は今後、KDDI からの正式報告を踏まえ、関係法令などに基づき、しかるべき対応を行うとのこと。ただ、仮に総務省が KDDI に行政指導などを行ったところでユーザーに対する救済措置にも何もならないので、それはそれで別に進めて欲しいところですね。
Source：総務省
