- Google、Android タブレット版「Chrome」アプリで現在提供中の機能を紹介
- 今後 Android タブレット版「Chrome」アプリに提供される新機能も発表
- デスクトップ版「Chrome」の[タブ グループ]が Android タブレット版「Chrome」アプリでも今後利用可能に
Google は 2022 年 10 月 18 日(火)、ブラウザサービス「Chrome」の Android タブレット版アプリに提供している機能を紹介すると共に、今後 Android タブレット版「Chrome」アプリに提供される新機能を発表しました。
今後 Android タブレット版「Chrome」アプリに提供される新機能は、デスクトップ版「Chrome」にて 2020 年に提供が開始された[タブ グループ]です。2023 年発売予定「Tensor G2」プロセッサ搭載「Pixel Tablet」などで、Android タブレット版「Chrome」アプリにおける[タブ グループ]が利用できるようになります。
ちなみに現在提供中の機能は、新しい「サイド バイ サイド デザイン」や「ビジュアル タブ グリッド」、「デスクトップモード」などで、Android タブレットはもちろん、Android フォルダブルデバイスなどの大型ディスプレイ搭載 Android デバイスで利用可能です。
[タブ グループ]
「Chrome」ブラウザの[タブ グループ]は、複数開いているタブをまとめることができるグループ化機能です。
複数タブで関連ページを開いている場合にグループ化することで、タブが整理され、目的のタブを開きやすくなります。
[タブ グループ]は 2020 年よりデスクトップ版「Chrome」で解禁されたのですが、今後は Android タブレット版「Chrome」アプリでも利用できるようになります。
新しい「サイド バイ サイド デザイン」
Android タブレット版「Chrome」アプリでは、複数開いているタブの簡単な移動や、間違ってタブを閉じてしまわないようにする工夫などが盛り込まれた新しい「サイド バイ サイド デザイン」が採用されています。
例えば、現在開いているタブの隣のタブに移動する場合、二本指左右スワイプにて移動が可能。また誤ってタブを閉じてしまわないよう、複数タブを開いている場合は、現在表示しているタブ以外のタブでは[×(閉じる)]ボタンが非表示となります。また仮にタブを閉じてしまっても、キーボードショートカット[Ctrl + shift + T]のタブ復元と同等機能の「ワンステップ リストア」も利用可能です。
「ビジュアル タブ グリッド」
「ビジュアル タブ グリッド」は、複数開いているタブをグリッド仕様でプレビュー表示してくれる機能です。
これにより複数開いているタブを左右に一つずつ移動することなく、目的のタブをプレビューから探し出し、ダイレクトに開くことができます。
ドラッグ アンド ドロップ
Android タブレット版「Chrome」アプリでは、「Chrome」アプリと「Gmail」「Google フォト」「Google Keep」などのほのアプリをマルチタスク表示している際に、画像、テキスト、URL リンクなどを「Chrome」アプリからほかのアプリにドラッグ アンド ドロップでコピー & ペーストができます。
この機能は、2022 年 7 月頃より提供開始されています。
「デスクトップモード」
Android タブレット版「Chrome」アプリで WEB コンテンツを表示する場合、基本的にはデスクトップ仕様の WEB ページが表示されます。
ただし、ディスプレイサイズによってはモバイル表示となってしまう場合もあります。そこで Android タブレット版「Chrome」アプリでは、完全なデスクトップ仕様の WEB コンテンツ表示 ON / OFF 設定「デスクトップモード」が実装されています。「デスクトップモード」は本来、Android(スマートフォン)版「Chrome」アプリに実装されている設定ですが、Android タブレット版「Chrome」アプリでも利用できるようになりました。
「Chrome」アプリリンク
Source:Google