- API レベル 30 未対応の古い Android アプリは明日 2022 年 11 月 1 日(火)以降「Google Play ストア」で非表示へ
- セキュリティやプライバシーの観点からユーザーを保護するための対応
- すでにアプリをダウンロードしている場合は「Google Play ストア」でも表示
Google が 2022 年 10 月に発表した、未更新の古い Android アプリに対する「Google Play ストア」非表示対応が、いよいよ明日 2022 年 11 月 1 日(火)より実施されます。
Google は毎年発表される最新 Android OS に合わせて、Android アプリに対する最新 API レベルや「Google Play ストア」ポリシーなどの最新アプリ要件を開発者向けに公開し、最新 API レベルや「Google Play ストア」ポリシーに準拠するアプリアップデートを行うよう促しています。そして 2021 年 8 月 1 日以降に新規公開する Android アプリに対しては、最低でも Android 11(API レベル 30)に準拠するよう要件が設定されています。
今回実施される 2022 年 11 月 1 日(火)以降の対象アプリ「Google Play ストア」非表示対応は、2021 年 8 月以前に「Google Play ストア」で公開されているにもかかわらず、2022 年 10 月時点の最低要件である Android 11(API レベル 30)に準拠していないアプリに対する、ある意味お仕置き的な対応です。一見ユーザーにとっては不親切にも思えますが、最低要件を満たしていないアプリはセキュリティやプライバシーの観点からインストールが推奨されないため、つまりはユーザーを保護するための対応となります。
ちなみに、対象アプリの「Google Play ストア」非表示対応は、まだその対象アプリをインストールしていない、そのアプリの対応 API レベル(Android OS バージョン)よりも新しい Android OS バージョンを搭載する新規デバイスに対して行われます。すでに対象アプリをダウンロードしている場合や、のアプリの対応 API レベルよりも古い Android デバイスでは、その対象アプリが「Google Play ストア」に表示され続けます。
ややこしい内容ですが、要は Android デバイスによって「Google Play ストア」からインストールできるアプリの内容が異なるということです。このほか、Wear OS アプリの要件は Android とは異なり、少し古い基準となっています。ご注意ください。
アプリの対象 API レベルよりも新しい Android OS バージョンを搭載しているデバイスを利用している新規ユーザーには、Google Play にアプリが掲載されません。つまり、新規ユーザーは Google Play でアプリを見つけたりインストールしたりできません。
そのアプリを以前に Google Play からインストールしたユーザーは、引き続きアプリを検索、再インストール、使用できます。新しい Android デバイスに移行した場合も、引き続きそのアプリにアクセスできます。
Source:Google
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