- 「楽天モバイル」、「持ち込みスマホあんしん保証」の利用規約を変更
- 回線開通から 30 日以内と定められていた製品登録期限やバッテリー劣化による申し込み不可条件が撤廃
- 2022 年 11 月 22 日(火)より適用
楽天は 2022 年 11 月 15 日(火)、MNO サービス「楽天モバイル」の端末保証プログラム「持ち込みスマホあんしん保証」の利用規約を、一週間後の 2022 年 11 月 22 日(火)より一部変更すると発表しました。
今回の「持ち込みスマホあんしん保証」利用規約変更は、ざっくりと見て多少の改善です。例えば、これまで「楽天モバイル」回線開通から 30 日以内と定められていた製品登録期限や、バッテリー劣化による申し込み不可条件が撤廃されます。
そもそも「楽天モバイル」の「持ち込みスマホあんしん保証」は、SIM のみ契約も含めて、「楽天モバイル」回線を「楽天モバイル」販売機種以外の SIM フリースマートフォンなどで利用する場合に加入できる、端末保証サービスです。例えば「楽天モバイル」SIM のみ契約で SIM フリースマートフォンを運用する場合はもちろん、「楽天モバイル」販売機種と SIM の同時契約以降に SIM のみを SIM フリースマートフォンで運用する場合などに加入可能。
「持ち込みスマホあんしん保証」の利用料金は月額税込み 715 円 ~ 1,309 円で、破損時の新品同等品交換などを自己負担金税込み 6,600 円 or 12,100 円で受けることができるようになります。
ただし「持ち込みスマホあんしん保証」に加入できる機種は、「楽天モバイル」が定める保証対象製品でのみです。また「持ち込みスマホあんしん保証」加入時の製品登録にて、端末識別番号(IMEI)を登録する必要もあります。ご注意ください。
そして今回の「持ち込みスマホあんしん保証」利用規約変更では、これまで回線開通から 30 日以内と定められていた製品登録期限や、製品登録予定機種のバッテリー劣化に伴う申し込み不可条件が、それぞれ撤廃されます。とはいえ変更前の利用規約から変わらず、加入時点ですでに故障していたりどこかが破損している場合は、そもそも加入不可。単に “バッテリー劣化” による加入不可条件の記載がなくなったのみで、バッテリーも含めて「楽天モバイル」が “故障” と判断する場合については、以前から変わらず「持ち込みスマホあんしん保証」への加入は不可となります。
つまり例えば、すでに画面割れがあったりバッテリーが劣化し充電してもすぐにバッテリー切れになるなどと故障 / 破損状態にある機種の「持ち込みスマホあんしん保証」加入は、規約変更後もこれまで通り不可。一方で、回線開通後 30 日以内に定められていた製品登録期限が撤廃される点は、素直に改善です。
このほか、契約後の月々の「楽天モバイル」利用料金だけでなく、「持ち込みスマホあんしん保証」の利用料金を支払っていない場合や、契約者登録情報や保証申請書に虚偽または事実と異なる内容、もしくは記載不備などがある場合に、「持ち込みスマホあんしん保証」のサービス提供を請求できない旨などが、利用規約変更では整理されます。料金を支払っていなかったり契約書に虚偽の内容がある場合にサービスを受けられないというのはごく当たり前のこと。この部分の規約変更は単に内容が整理されるだけで、改悪 / 改善は特にありません。
Source:楽天モバイル