いよいよ明日から飛行機国内線初のWi-FiサービスがJALにおいて始まります。
要点などをまとめました。
内容
今まで国内線においてドアクローズ後は通信を発生する電子機器の使用が一切禁じられておりましたが、7月23日からJALの国内線(※)において有料でWi-Fi通信が使用可能となります。
もちろん自身のモバイルWi-FI機器などが使用できるようになるわけではなく、JALが用意するWi-Fi(SSID:gogoinflight)を通しての通信が有料で可能となるわけです。
また完全に有料というわけではなく、JALの用意する機内エンターテインメントサービスは無料で楽しむことができます。
その他のインターネット・Eメール・SNSなどに繋げる際は有料サービスとなります。
※ただし7月23日からJAL SKY Wi-Fiが利用できるのは、東京(羽田)-大阪(伊丹)・東京(羽田)-福岡線・東京(羽田)-函館線の3路線のみ。順次拡大予定だそうですが、8月から予定されているのは東京(羽田)-札幌(新千歳)の1路線のみ
プラン
大きく分けて2種類です。
- 30分プラン:30分毎に400円が掛かります。通信する機器による金額変更もなしの完全時間課金制。
- フライトプラン:使用時間制限なしの使い放題プラン。フライト距離と通信をする機器によって金額が変わります。
~450マイル | 451~ 650マイル | 651マイル~ | |
スマートフォン | ¥500 | ¥500 | ¥700 |
ラップトップ・タブレット | ¥500 | ¥700 | ¥1,200 |
例 | 東京~大阪 280マイル | 東京~札幌 510マイル | 東京~沖縄 984マイル |
東京~福岡 568マイル |
利用方法
- 通信する機器を機内モードにしておく。
- 離陸後、安定飛行になったら(恐らく機内アナウンス後)にWi-FiをONに切り替える。 ※フライトモードを解除するわけではありません。
- SSID:gogoinflightに接続⇒自動的にJAL SKY Wi-Fiポータルサイト(http://airborne.gogoinflight.com)に接続される。
- そのまま無料の機内エンターテインメントサービスを楽しむか、有料のプランを購入し有料接続を開始する。 ※支払い方法は恐らくクレジットカードのみとなります。
注意点
- 7月23日時点ではまだたった3路線でしか利用できません。
- ドアクローズ後からいきなり利用できるわけではなく、離陸してから安定飛行になるまでと着陸態勢に入ってからは利用できません。そのため例えば東京~伊丹間(約1時間)の場合は30分使えるかどうかというところです。 ※恐らく機内アナウンスと共にWi-Fi自体も切断されると思います。
- 安定飛行に入ってからプランを購入することになるので、接続や支払いに手間取ると安定飛行時間=通信可能時間が減ります。
- 恐らく機器毎に料金が掛かります。
疑問点
- 通信速度が明記されていない。事前体験会に参加した方によると実質100Kbps程度との情報もあります。
- スマートフォンでJAL SKY Wi-Fiに接続し、BluetoothテザリングでPCなどに接続した場合のプランがいくらになるのか。恐らく事前にプランを購入するので、スマートフォンで購入したプランのままいけるはずです。
まとめ
明日から開始されるとはいえまだ利用できる路線が少なすぎます。
料金自体はそこまで高くはありませんが、その料金を支払う価値がある回線速度かどうかという部分も今のところ不透明です。
利用可能路線が大幅に拡大しないとあまり意味のないサービスではありますね。
今後に期待です。