- 「総務省」、2022 年 12 月に発生した NTT ドコモの重大事故(通信障害)に対して文書にて指導
- 2022 年 12 月 17 日(土)は約 242 万人に対して 4 時間 54 分、2022 年 12 月 20 日(火)は約 69 万人に対して 2 時間 2 分の間、通信障害による影響が発生
- 2023 年 3 月末までに具体的な実施状況を報告するよう通達
日本行政機関「総務省」は 2023 年 2 月 13 日(月)、昨年末の 2022 年 12 月に発生した NTT ドコモの重大事故(通信障害)に対して文書にて指導を行いました。
NTT ドコモの通信障害は、2022 年 12 月 17 日(土)と 2022 年 12 月 20 日(火)の、2 回分けて発生。2022 年 12 月 17 日(土)は約 242 万人に対して 4 時間 54 分の間、2022 年 12 月 20 日(火)は約 69 万人に対して 2 時間 2 分の間、通信障害による影響が発生したとしています。特に 2 回目は、ネットワーク設備増設作業の過程におけるヒューマンエラーが原因だった模様です。
これを受け「総務省」は NTT ドコモに対して文書にて指導を行ったわけですが、単に指導を行ったわけではなく、2023 年 3 月末までに具体的な実施状況を報告することも通達しています。また合わせて当分の間、3 か月ごと実施状況報告も課しています。
ちなみに KDDI とソフトバンクは、災害などで発生することのある通信障害時の新しい緊急通信サービスとして、2023 年 3 月末に「デュアル SIM サービス」を開始します。昨年末の通信障害とそれに対する「総務省」の指導、並びに KDDI / ソフトバンクの「デュアル SIM サービス」開始を受けて、NTT ドコモがどう動くのか。気になるところです。
Source:総務省