- 楽天モバイル、KDDI とのローミング協定を見直し & 締結
- これまで含まれていなかった東京都 23 区 / 名古屋市 / 大阪市を含む都市部の一部繁華街エリアを新対象に
- 2023 年 6 月から 2026 年 9 月までに半年延長(当初 2026 年 3 月末まで)
楽天モバイルと KDDI は 2023 年 5 月 11 日(木)、当初 2026 年 3 月末までとしていたローミング協定を見直し、2026 年 9 月までに半年延長する新ローミング協定を締結したと発表しました。
楽天モバイルと KDDI の新ローミング協定は、楽天モバイルユーザーがパートナー回線として KDDI(au)網を利用できるようにする協定です。新ローミング協定では期間が半年延長されただけでなく、これまでエリアとして含まれていなかった東京都 23 区 / 名古屋市 / 大阪市を含む都市部の一部繁華街エリアが新対象エリアとして追加され、既存エリアの一部インドアやルーラルエリア(田舎圏)なども含めてローミングが提供されます。
新ローミング協定は単純に、まだまだ楽天モバイルは都市部の電波が弱いことから、その部分をカバーするための新協定なのでしょう。楽天モバイルは現在、 プラチナバンドとなる 700MHz 帯の 3MHz(上り:715 ~ 718MHz / 下り:770 ~ 773MHz)4G システム導入に向けた早期割当を総務省に要望している最中ということもあり、この要望が通るまでの応急的な新協定となると予想されます。
今後さらなるローミング協定の見直しも行われる可能性がありますが、それもこれも楽天モバイルと KDDI 両社の協議の元で行われます。
KDDI株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:髙橋 誠、以下 KDDI) 、沖縄セルラー電話株式会社(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:菅 隆志、以下 沖縄セルラー)と楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:矢澤 俊介、以下 楽天モバイル)は、2023年4月に新たなローミング協定(以下、新協定)を締結したことをお知らせします。
KDDIは、国内通信事業者の健全なサービス競争の促進に寄与することを目的に、楽天モバイルが提供する第4世代移動通信サービスの立ち上げに際して、2026年3月末までを期限としてauネットワークのローミング提供を行っています。楽天モバイルは、2020年4月のサービス本格開始以降、楽天回線エリアを順次拡大し4G人口カバー率が98%(注1)に到達しており、この度ローミング協定の見直しを両社で協議しました。
新協定では、これまでローミングに含まれなかった東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街のエリアを新たな対象とし、一部インドア(地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など)やルーラルエリアも引き続きローミング提供することに合意しました。新協定は2023年6月から開始し、提供期間を2026年9月まで延長(注2)します。
楽天モバイルは、ローミングを活用することにより、財務負担を限定しつつ、迅速かつ効率的に接続性の更なる向上を図り、お客さまにより快適にお使いいただける環境を実現します。また、KDDIは他社との設備共用を推進することで、4G設備の有効利用を図ると共に5Gネットワークの構築を推進していきます。
Source:楽天モバイル