- 「総務省」、2023 年 5 月 24 日(水)より国内で提供開始した「MNP ワンストップ申請」に関する「MNP ワンストップに係る報告」を公開
- 「MNP ワンストップ申請」開始の報告と課題や今後対応を検討すべき事項などが記載
- 店頭での「MNP ワンストップ申請」提供や「MNP ワンストップ申請」一本化に向けた長期的な課題整理など
日本政府機関「総務省」は 2023 年 5 月 30 日(火)、先日 2023 年 5 月 24 日(水)より国内で提供開始した通信キャリア MNP 手続き円滑サービス「MNP ワンストップ申請」に関する報告書、「MNP ワンストップに係る報告」を、公式 HP で公開しました。
今回公開された「MNP ワンストップに係る報告」は、「MNP ワンストップ申請」の開始報告に加え、現状の課題や今後対応を検討すべき事項などが記載された報告書です。直近の課題は、「MNP ワンストップ申請」対応キャリアが、NTT ドコモ、KDDI(沖縄セルラー / UQ mobile)、ソフトバンク(ワイモバイル)、楽天モバイルの国内 MNO 4 大キャリアとそのサブブランドと、MVNO として唯一「日本通信」の数社のみとなっている点。
この課題の対応策としては、卸元事業者のシステムの流用や API 連携による「MNP ワンストップ申請」利用促進が挙げられています。また今後は、現状のオンライン手続き限定で提供されている「MNP ワンストップ申請」の店頭サポート提供や、MNP 予約番号発行方式(ツーストップ方式)から「MNP ワンストップ申請」への一本化なども、長期的な課題整理必要事項として挙げられています。
「MNP ワンストップ申請」が始まったとはいえ、まだまだキャリアも提供場所も限定的です。そもそもまだ一般周知すらされていないサービスと予想されるため、課題解決と共に、一般周知拡大も必要です。
Source:総務省(PDF)