- Motorola Japna が異例の宣言
- 「Moto G52j 5G(Moto G52j 5G II)」は「Moto G53j 5G」に対する上位グレードとして今後も引き続き提供
- とはいえ市場価格は当然「Moto G52j 5G」の方が安価
Motorola の日本国内法人 Motorola Japan は 2023 年 6 月 22 日(木)、2023 年 6 月 16 日(金)に国内発売した「おサイフケータイ」対応国内向け SIM フリースマートフォン「Moto G52j 5G」後継機種「Moto G53j 5G」について、異例の宣言を行いました。
その宣言内容は、“moto g52jは今後も上位グレードとして皆様にお届けしていきますので、より自分に合う機種を選んでいただけると嬉しいです🥰” という内容。つまり、新型「Moto G53j 5G」はモデル的に「Moto G52j 5G」の後継機種となるものの、位置づけとしては「Moto G52j 5G」が上位モデル、「Moto G53j 5G」が下位モデルということです。
確かにスペックを見ると、ディスプレイ、プロセッサ、リア / フロントカメラと、新型「Moto G53j 5G」よりも「Moto G52j 5G」の方が上です。2023 年 7 月 7 日(金)に発売される「Moto G52j 5G」スペックアップ版「Moto G52j 5G II」も、単位 RAM が 6GB から 8GB にアップグレードされているのみです。
また本体公式価格も、「Moto G52j 5G」は税込み 39,800 円(Moto G52j 5G II は税込み 40,800 円)ですが、新型「Moto G53j 5G」は税込み 34,800 円と、スペックが抑えられている分新型「Moto G53j 5G」の方が 5,000 円(6,000 円)安価です。
ただし OS は、「Moto G52j 5G」が現時点で Android 12 となっているのに対し、「Moto G53j 5G」は発売当初から Android 13 を搭載しています。つまり、どちらが上位でどちらが下位か、どちらが新型でどちらが旧型かは、視点を変えることで異なってくるわけです。
しかし Motorola 公式に、「Moto G52j 5G」が上位モデルとなることを認めました。
ただそうは言っても 2023 年 6 月現在の市場価格は、新型「Moto G53j 5G」が 30,000 円台となる一方で、発売から一年経過する「Moto G52j 5G」は 20,000 円台となっています。上位モデルとされる「Moto G52j 5G」の方が、下位モデルの「Moto G53j 5G」よりも安価ということです。
今回の Motorola Japan の異例の宣言、わざわざ言う必要があったのか、私個人的には正直疑問。スペック至上主義的な見方だけで公式に上位 / 下位とするのは、正しいことなのでしょうか。
https://twitter.com/MotorolaJP/status/1671760696433074177