- Google、非アクティブアカウントに関するポリシー変更を 2023 年 8 月 12 日(土)より実施
- 2 年以内にログインまたは使用されなかった Google アカウントは保存データも含めてまるごと削除(削除は 2023 年 12 月 1 日より開始)
- Google アカウントにログインした状態で Google 検索を行ったり「YouTube」動画を回覧したりすればアクティブアカウントと判定
Google は 2023 年 8 月 12 日(土)、約 3 か月前の 2023 年 5 月 17 日(火)に予告した、非アクティブアカウントに関するポリシー変更をついに実施しました。
Google の非アクティブアカウントに関するポリシー変更は、放置されている Google アカウントに対するセキュリティの脅威からユーザーを保護するための施策で、非アクティブ期間を 2 年間に変更し、非アクティブアカウントとして判定された Google アカウントは Google アカウントが削除されます。つまり、2 年以内にログインまたは使用されなかった Google アカウントは、削除対象となるということです。
そして非アクティブアカウントとして判定された Google アカウントは、2023 年 12 月 1 日(金)から削除が開始されます。削除されるのはアカウントももちろんですが、「Gmail」、「Google Workspace」関連サービス、「Google フォト」、「YouTube」など、削除対象となるアカウントに関連する保存データすべても対象です。
例えば「Google フォト」に大量の写真や動画を保存している場合でも、2 年間未使用または未ログインの場合はすべて削除される可能性があります。非アクティブアカウントとして判定され Google アカウントが削除された場合、削除された Google アカウントの「Gmail」アドレスを復元したり再利用したりもできません。
ただし非アクティブアカウントとして判定された Google アカウントに対しては、Google がなんらかの措置を講じたりアカウントの内容を削除したりする 8 か月前までに、ユーザーのメールアドレスと再設定用のメールアドレス(登録されている場合)の両方に、Google からリマインダーメールを複数回送信します。
このほか、Google アカウントにログインした状態で、「Gmail」で受信メール回覧もしくはメール送信、「Google ドライブ」使用、「YouTube」動画視聴、「Google フォト」で写真共有、Android デバイスで「Google Play ストア」からアプリインストール、「Google 検索」実行、「Google でログイン」機能を用いてサードパティーサービスにログイン、などを行うことでアクティブアカウントとして判定され、アカウント削除を免れることができます。
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ただし、「YouTube チャンネル」や「YouTube チャンネル」で公開した動画、「YouTube」動画へのコメント、Google ストアクレジットなどのギフトカード残高がある Google アカウント、アプリ開発者としてアプリを公開している Google アカウントなど、2 年以内にログインまたは使用されなかった Google アカウントだとしても、削除対象とはならない例外も用意されています。詳しくは、Google 公式「Google アカウント ヘルプ」サイトの「無効な Google アカウントに関するポリシー」をご確認ください。
Google は、組み込みのセキュリティ保護機能を使用して Google アカウントに対する不正アクセスを防止することで、ユーザーとユーザーの個人情報の安全性とセキュリティを保護するよう日々努めています。ユーザーの安全性を保護するとは、プライバシー保護に関する強力なポリシーを導入し、Google のさまざまなサービスにおいて、ユーザー個人のファイルやそれに関連するデータの保存期間を最小限に抑えるということです。Google は、たとえユーザーが Google のサービスを利用しなくなっても、ユーザーの個人情報を保護し、アカウントへの不正アクセスを防止するための取り組みを行っています。
そのため、Google は Google のすべてのプロダクトとサービスを対象に、Google アカウントの非アクティブ期間を 2 年間に変更します。この変更は本日より有効となり、非アクティブな Google アカウント、つまり 2 年以内にログインまたは使用されなかった Google アカウントに適用されます。非アクティブなアカウントやそのコンテンツは、2023年12月1日から削除の対象となります。
この変更による影響:
- Google アカウントが 2 年以上非アクティブな状態である場合、または Google サービスへのログインに Google アカウントを 2 年以上使用していない場合を除き、今回の変更による影響はありません。
- 上記の変更が本日より有効になることに伴い、早ければ 2023年12月からアカウントの削除が開始されます。
- 非アクティブであるとみなされたアカウントについては、Google がなんらかの措置を講じたりアカウントの内容を削除したりする前に、ユーザーのメールアドレスと再設定用のメールアドレス(登録されている場合)の両方に、Google からリマインダー メールを複数回送信します。このようなリマインダー メールは、ユーザーのアカウントになんらかの措置が講じられる 8 か月前までに送信されます。
Google アカウントを削除した後、新しい Google アカウントを作成する際に、削除したアカウントの Gmail アドレスを再び使用することはできません。
アカウントを保持する方法
Google アカウントを保持するには、少なくとも 2 年に 1 回アカウントにログインするのが最も簡単な方法です。過去 2 年以内にユーザーがログインしている Google アカウントは有効とみなされ、削除されません。
アカウントを保持するには、以下のような方法もあります。
- メールを読む、送信する
- Google ドライブを使用する
- YouTube 動画を見る
- 写真を共有する
- アプリをダウンロードする
- Google 検索を使用する
- 「Google でログイン」機能でサードパーティ製のアプリやサービスにログインする
このポリシーには一部例外があります。たとえば、YouTube のチャンネル、動画、コメントがある Google アカウント、お持ちのギフトカードに残高がある Google アカウント、公開中のアプリがある Google アカウント(Google Play ストアでアプリをホストしているアカウントなど)は削除されません。このポリシーのその他の例外については、こちらをご覧ください。
Google では、Google アカウントの管理に役立つツールや、データをバックアップするためのさまざまな手段を提供しています。たとえば、Google データ エクスポートを使用して自分のデータをダウンロードしたり、アカウント無効化管理ツールを使用して、アカウントを利用していない状態が一定の期間続いた場合に自分のデータをどうするかを指定したりできます。
Google は、ユーザーが自分の意志に基づいて、できるだけ簡単に自分のアカウントを保持できるようにすることを重視しています。今回の変更の影響を受けるアカウントに対しては、事前に十分な通知を行います。そのため、削除対象のアカウントに対しては、Google アカウントとその再設定用のメールアドレス(登録されている場合)に事前にメールで通知します。再設定用のメールアドレスが最新の状態であることを確認してください。
Source:Google