- デスクトップ版「Chrome」の「Click-to-Call(~に送信)」機能がついに削除
- 「Click-to-Call」は WEB ページの電話番号を Android スマートフォンに転送する機能
- 2021 年頃より徐々に後退していきついに機能がなくなる
デスクトップ版「Chrome」ブラウザにて、WEB ページに記載されている電話番号を Android スマートフォンに転送して即座に電話ができるようにする「Click-to-Call」機能が、ついに削除された模様です。
「Click-to-Call」は、PC とスマートフォンを持っているユーザーのための機能です。同じ Google アカウントでログインしているデスクトップ版「Chrome」ブラウザと Android スマートフォンを持っている状態で、デスクトップ版「Chrome」ブラウザで表示している WEB ページ記載の電話番号を「Click-to-Call(~に送信)」機能を用いてスマートフォンに転送することで、Android スマートフォンから即座に電話を掛けることができるようになります。
しかしこの「Click-to-Call」、実は 2021 年頃より一般機能として利用できなくなり、デスクトップ版「Chrome」の裏メニューラボ設定「Experiments(chrome://flags)」から「chrome://flags/#click-to-call-ui」を有効にしないと利用できない状態となっていました。つまり、徐々に機能が後退していたわけです。
そして 2023 年 8 月に提供開始されたデスクトップ版「Chrome」v116 にて、「Click-to-Call」並びに「chrome://flags/#click-to-call-ui」が削除された模様。Google はこれについて特に言及していませんが、単純に一般の利用頻度が低かったと予想されます。