- Android 版「Lookout(Lookout by Google)」アプリの刷新を発表
- AI を用いた画像要約機能「画像モード」を実装(アプリバージョン v4.0 にて)
- そしてついに日本語をサポート
Google は 2023 年 9 月 5 日(火)、Android 向けに提供している視覚障がい者向け被写体認識アプリ「Lookout(Lookout by Google)」の刷新を発表しました。
「Lookout」アプリの刷新部分は、2023 年 5 月にクローズドベータ機能として提供開始された、Google の AI 分野研究グループ「Google DeepMind」開発高度ビジュアル言語モデルによる「画像モード」の実装です。「画像モード」は、画像に写る被写体や背景などを AI が認識して要約し、視覚障がいユーザーに音声などで知らせてくれるユーザー補助機能です。
これまでは限られた一部のユーザーしか「画像モード」を利用することができなかったのですが、新たにベータ版機能として一般利用できるようになりました。ちなみに「Lookout」アプリの「画像モード」は、2023 年 8 月中旬に配信されたアプリバージョン v4.0(v4.0_reveal_20230811.00_RC03 (arm64-v8a))アップデートにてすでに実装されています。
つまり今回、Google がこの「画像モード」実装を改めて発表したということです。ちなみに「Lookout」アプリの「画像モード」は、米国 / 英国 / カナダにて英語で利用可能ですが、1GB RAM 以上と Android 8 Oreo 以降を搭載している必要があります。
さらに Google は、日本語 / 韓国語 / 中国語を含む新たな 11 言語への「Lookout」アプリ提供拡大を発表しました。ついに、「Lookout」アプリを日本語で利用できるようになります。
「Lookout」アプリのサポート言語は、新たに 34 言語へと更新されています。
また、このたび視覚に障がいをお持ちの方を対象とした Android アプリの Lookout が、日本語でもご利用いただけるようになりました。Lookout は、Android 端末のカメラと 最先端の AI 技術を使用して、周囲の物体や画像、テキストを認識し、音声でリアルタイムに伝えてくれるアプリです。
「Lookout」アプリリンク
Source:Google