- Google、「Chrome」ブラウザの主にオンライン決済に関連した新機能を発表
- 国際銀行口座「IBAN(International Bank Account Number)」情報の保存機能など
- 登録した住所情報の Google サービス / アプリ間同期にも対応
Google は 2023 年 9 月 6 日(水)、「Chrome」ブラウザに提供する、主にオンライン決済に関連した新機能を発表しました。
「Chrome」ブラウザのオンライン決済関連新機能は、国際銀行口座「IBAN(International Bank Account Number)」情報保存機能、登録した住所情報の Google サービス / アプリ間同期、保存済みクレジットカードの画像と名前表示の 3 つです。
「Chrome」では以前より「お支払い方法」機能として、クレジットカード情報を保存できる機能が実装されています。保存されたクレジットカード情報は「パスキー」認証にてセキュアに保護されつつ、クレジットカード情報を呼び出して簡単にオンライン決済を行うことができる自動入力機能として提供されています。
この「Chrome」の「お支払い方法」機能は、日本を含む約 130 の国と地域で利用可能です。新たに、メキシコ / ナイジェリア / ペルーを含む 50 の国と地域にも提供が拡大され、180 以上の国と地域で利用できるようになります。
そして「お支払い方法」の新機能として、国際銀行口座「IBAN(International Bank Account Number)」情報保存機能も実装されます。「Chrome」の「IBAN」情報保存機能は約 80 か国で提供されますが、詳細な提供地域は未公開のため不明です。
また「Chrome」にはオンライン決済などでユーザーが入力した住所情報を保存し、次のオンライン決済などで呼び出すことができる「住所やその他の情報」機能も実装されています。これまで「住所やその他の情報」は同じ Google アカウントでログインしている「Chrome」間で同期される仕様でしたが、新たに「Google Pay(Google ウォレット)」や Google ストアなどの他の Google サービス / アプリにも「住所やその他の情報」が同期されるようになりました。
このほか 2023 年 9 月より、「お支払い方法」に保存されたクレジットカード情報を「Google Pay(Google ウォレット)」を使用した自動入力で呼び出す際に、保存済みクレジットカードの画像と名前が表示されるようになります。ただしこの機能は、まずは米国 / 英国 / オーストラリアでの提供となります。
Source:Google