当初は 2015 年 5 月頃の発売予定として、2014 年末からクラウドファンディングで資金調達が開始された、フィンランドの新興メーカー Jolla が開発する Salfish OS 搭載タブレット「Jolla Tablet」ですが、未だ正式な発売が行われないまま、同社はプロジェクトの継続を断念することを発表しました。
「Jolla Tablet」は 2015 年秋ごろに、初期の支援者に対して 120 台のみ出荷を行ったことろ明らかにしています。また今回のプロジェクト継続断念の発表では 2 月からクラウドファンディングでの支援者に対して 540 台のみ出荷することと、その後の予約者に対しては 2016 年 Q1 に半額、ことしの後半に残りの半額を、合わせて全額返金することも発表しました。
今回このような結果になってしまった要因は出荷遅延のために発生した余分な出費のためで、Jolla 自体、組織の大部分を解雇し、更にフィンランドに債務再編の申請をするそうです。クラウドファンディングを利用した資金調達での開発プロジェクトはあまり良い噂を聞きませんが、Jolla も最悪の結果となってしまいました。
Source:Jolla