Lenovo は 5 月 9 日、昨年初めて開催した同社のイベント “Lenovo Tech World” を、今年も「Lenovo Tech World 2016」として、サンフランシスコで開催することを発表しました。昨年は中国・北京で開催したてめ、今年は場所を変えて行うこととなります。
昨年の “Lenovo Tech World” では同社の最新技術や、その技術を採用したスマートフォンやスマートウォッチのプロトタイプなどが披露されました。今年も同じく新技術や新製品の発表が期待されますが、「Lenovo Tech World 2016」の特設サイトでは、すでにそのヒントが掲載されています。
Lenovo Tech World is back. And it’s bigger and bolder than ever. Devices unlike anything you’ve seen before. That will make your life better … connect your world … let you do more … help you realize your dreams. Emerging technologies that will change the way you live your life. Be the first to hear the latest on Tango, a standout at CES and MWC. Watch Moto transform mobile in a snap. See and experience tomorrow’s innovations – today.
この文からははっきりと、“Project Tango”と “トランスフォーム式Moto（Motorola 製）スマートフォン” の発表予告が行われています。“Project Tango” は、高度なモーショントラッキングカメラと 3D 震度センサーによって実空間を認識させることができる技術を搭載した機種のことで、初代は 7 インチタブレットの「Project Tango タブレット開発キット」が開発者向けに発売されていました。
昨年行われた Google I/O 2015 では、2015 年 Q3 中に “Project Tango スマートフォン” を発表予定であることも明らかにされていたものの、結局現在まで発表は行われていません。しかし今回、ようやく Lenovo から発表される可能性が浮上しました。
“トランスフォーム式Moto スマートフォン” については、やはり昨日レンダリング画像が流出した、背面にPogo Pin 接続部らしきものが確認できる「Moto X（4th Gen.）」が濃厚といえます。
Motorola は以前、専用のドック式ラップトップと合体する Android スマートフォン「Atrix 4G」を4 年前の 2012 年に発売しています。「Atrix 4G」は初の指紋センサー搭載 Android スマートフォンとしても有名でした。
「Atrix 4G」は海外でしか発売されなかったものの、日本でもマニアの間ではちょっとした盛り上がりを見せたので、かなり懐かしい思い出です。また次世代の「Atrix HD」においてもドック式ラップトップとの合体式は継承されました。
「Moto X（4th Gen.）」がトランスフォーム式となるとこのとで、あの頃の思い出と共に「Atrix」の再来が期待されます。
Source：Lenovo Tech World 2016
