BlackBerry は公式の Twitter アカウント @BlackBerry Mobile で、CES 2017 で披露した QWERY キーボード搭載の新型 Android スマートフォン “Mercury” を、2 月 25 日の MWC 2017 上で発表することを明らかにしました。MWC 2017 の公式日程は 2 月 27 ~ 3 月 2 日なので、2 月 25 日のプレスカンファレンスにて発表が行われると予想されます。
いよいよ正式に発表される “Mercury” ですが、BlackBerry は以前公式ブログ内で “Mercury” が正式名称ではないことを明らかにしています。
“Mercury” は TCL が製造する BlackBerry ブランドのスマートフォンです。これまでも TCL の Alcatel ブランドスマートフォンを BlackBerry ブランドに作り替えた「DTEK50 / 60」もありましたが、今回はオリジナルとして製造されています。そのため “DTEK” シリーズではなく、新しい名称となることが推測されます。
スペック
これまでベンチマークなどで流出してきた “Mercury” のスペックは以下の通りです。
初期で Android 7.0 を搭載している点とスペースキー部分に指紋センサーが搭載されている点が、BlackBerry としては特に新しい部分となっています。「Priv」や「DTEK50 / 60」の Android 7.0 アップデートも気になるところです。
主要スペック
OS | Android 7.0 |
サイズ | – |
重量 | – |
ディスプレイ | 4.5 インチ(1,620 × 1,080 ) |
プロセッサ | Snapdragon 625 Octa-core 2.0GHz |
RAM | 3GB |
内部ストレージ | 32GB |
リアカメラ | 1,200 万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
Wi-Fi | – |
Bluetooth | – |
バッテリー | 3,400mAh |
その他 | USB Type-C、指紋センサー(スペースキー部分) |
カラーバリエーション | ブラック |
モバイルネットワーク | – |
“Mercury” の魅力
このほかやはり “Mercury” が魅力的なのは、ストレート型の QWERTY キーボードを搭載しているという点にあると思われます。全体的なデザインは「BlackBerry Passport Silver Edition」に似ていますが、“Mercury” ではサイド部分をよりエッジにしているので、恐らく見た目の良さと持ちやすさも兼ね備えているはずです。
既に CES 2017 で実機が披露されていて、ハンズオン動画も複数投稿されています。今回完全に新規に発表されるということではありませんが、MWC 2017 での発表では新たな改良が加えられている可能性もあります。
そもそもベンチマークで捕捉された機種こそプロトタイプかもしれないので、内部スペックは改められている可能性もあるかも。
そして日本人として気になるのは、やはり BlackBerry 恒例の FOMA プラスエリアへの対応です。BlackBerry OS 10 シリーズは基本的に FOMA プラスエリアに対応していましたが、「DTEK 50 / 60」では米国モデルは非対応で、グローバルモデルが対応するという流れになっています。“Mercury” は「DTEK 50 / 60」と同じ TCL 製なので、恐らくこの流れを継承すると予想されますが、こればっかりはまだわかりません。
あと気になるのは、価格と発売日ですね。日本には恐らく投入されないと予想されますが。
25.02.17 #MWC2017 #BlackBerryMobile pic.twitter.com/uChVjp62TJ
— BlackBerry Mobile (@BBMobile) January 24, 2017