Samsung は 3 月 27 日、昨年爆発問題でモバイル業界だけでなく世界的に大きな話題となった「Galaxy Note7」の、三段階のリサイクル構想を発表しました。これまでに回収した「Galaxy Note7」に対して施行されるリサイクル内容となるようですが、一部で噂されているバッテリーを一新しての再発売についてはなんとも言い難い発表となりました。
まず 1 つ目は「Galaxy Note7」を改修して一般販売するかレンタル用として運用するというもの。2 つ目はパーツごとに分離して再利用するというもの。そして最後の 3 つ目が内部で使用されている金属(レアメタル)を抽出するというものです。
1 つ目の改修品の再販やレンタル用としての貸し出しについては各国の当局の規制を考慮しつつ通信業者と協議して市場需要を十分に考慮した上で発売に関する決定を行うとのことです。一応改修品の再販についての公式発表とはなりますが、あまり前向きではなさそうなニュアンスかと思います。
2 つ目のパーツごとに分離して再利用するというのは他の機種に再利用するわけではなく、プロセッサやカメラモジュールなど、その分野に特化した企業によって分離されたのち、テスト品やサンプル品に利用するとのことです。実際に再利用するのが Samsung なのか、それとも分離したパーツをほかの企業に提供するのかなどははっきりしない内容となっています。
3 つ目の金属抽出もその分野に特化した企業に、銅、ニッケル、金、銀などの抽出を委託する模様です。
Samsung はこの三段階のリサイクル構想を元に「Galaxy Note7」を処理するとしています。一応「Galaxy Note7」の再販について触れられてはいるものの、実際のところあまり前向きな感じではない印象を受けます。あくまでもマーケット需要が高ければ再投入するという感じです。
Source:Samsung