4 月に発売される「BlackBerry KEYone」の、もう一つの北米モデル「US V2(BBB100-3 / FCC ID:2ACCJN017)」が 3 月 27 日付で FCC の認証を取得しました。認証情報からはモバイルネットワークの対応周波数などの情報が明らかとなっています。
これまで BlackBerry スマートフォンの SIM フリーモデルは北米モデルとグローバルモデルの大きく分けて 2 種類となっていて、機種によってはこれに加えて米国キャリアの Verizon モデルと AT&T モデルも存在しています。
「BlackBerry KEYone」では 3 月 22 日付で FCC の認証を取得した北米モデルの「US V1(BBB100-1 / FCC ID:2ACCJN016)」とグローバルモデルの「EMEA」、そして今回の「US V2(BBB100-3)」の存在も公式サイトから以前より明らかとなっていました。
「US V2(BBB100-3)」は CDMA に対応することが以前より明らかとなっていて一見 Verizon もモデルとも見られているのですが、Verizon モデルが普段対応していない LTE Band 1 に対応していることから、「US V2(BBB100-3)」が第 2 の北米モデルとも見られています。
可能性としては Verizon と AT&T で同じ「US V2(BBB100-3)」をベースにしつつ、それぞれソフトウェアでモバイルネットワークの対応周波数を制御するということが考えられます。もしくは本当に「US V2(BBB100-3)」が第 2 の北米モデルとして米国の BlackBerry 公式ショップで「US V1(BBB100-1)」と共に販売されるのかもしれません。
認証情報
今回明らかとなった「BlackBerry KEYone」の「US V2(BBB100-3 / FCC ID:2ACCJN017)」認証情報は以下の通りです。
※公式サイトに記載されている情報と比較比べています
北米モデル「US V2」
FCC 認証Ver. |
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北米モデル「US V2」
公式サイト Ver. |
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今回の認証情報より「US V2(BBB100-3)」も「US V1(BBB100-1)」と同じく FOMA プラスエリア(WCDMA Band 6)に対応していることが晶かとなりました。また 3G の CDMA2000 Band 0 や LTE Band 1 / 3 / 26 / 41 に対応しているので、国内で利用する場合は KDDI 系の SIM を挿すとそれなりに通信と通話が利用できる可能性があります。
ただしあくまでも可能性です。KDDI 系の SIM は特にモバイルネットワークの周波数をサポートしているとしても、実際に SIM を挿してみないと利用できるかどうかはわかりません。
「BlackBerry KEYone」の「US V2(BBB100-3)が実際どのように販売されるのかがかなり気になるところです。また SIM フリーのグローバルモデルとなると「EMEA(BBB100-2 or 4?)」が最終的にどのようなモバイルネットワークの対応周波数になるのか、またキャリアアグリゲーションの組み合わせがどうなるのか、気になります。
Source:FCC(2ACCJN017)
CDMA版はauで使えて ソフトバンクは100-1,100-2を選べば電波、通話ともに、間違いないですか?
名も知らぬ初心者 さん、スペック上の認識はそれでほぼ合っていますが、実際に使用できるかどうかは別で、そこは SIM を挿してみないとわかりません。
ちなみに BBB100-2 は LTE Band 41 非サポートとなるため、ソフトバンクか Y!mobile の SIM で運用するのであれば BBB100-1 がベストです。
ただし LTE Band 41 に対応していないソフトバンク系 MVNO の「U-mobile S」「b-mobile-S」で運用する場合のみ BBB100-2 でもまぁ OK といった感じですね。
ややこしいですが。