LG 台湾法人は 6 月 14 日、米国では 2 月に発売された Android Wear 2.0 搭載でセルラー機能もサポートしたスマートウォッチ「LG Watch Sport」の投入を発表しました。
現在まだ発売されていない模様ですが、Bluetooth モデルの「LG Watch Style」と共に製品ページが公開されています。
「LG Watch Sport(LG-W281)」
「LG Watch Sport」は 2 月の Android Wear 2.0 発表と共に、「LG Watch Style」と合わせて発売された新型 Android Wear スマートウォッチです。
特に「LG Watch Sport」は 768MB RAM や 480 × 480 ピクセルディスプレイ搭載とハイスペックとなるだけでなく、NFC、GPS、心拍センサー、そして SIM スロット搭載によるセルラー機能サポートと、Android Wear スマートウォッチとしては全部入りの機能と性能となっている点が特徴。
現行の Android Wear スマートウォッチの中で「LG Watch Sport」は最上位です。
「LG Watch Sport」は米国で発売されて以来、韓国や UAE などでも一部発売されていましたが、それ以外の特にこれまで目立った展開は行われてきませんでした。
そもそも「LG Watch Sport」は北米モデルの型番「LG-W280」とグローバルモデルの型番「LG-W281」の存在が確認されています。米国で発売されたのはもちろん型番「LG-W280」です。
グローバルモデルの型番「LG-W281」は韓国や UAE で発売されているものの、投入地域によってモバイルネットワークの対応周波数や SIM ロックの有無などが異なっていることが判明しています。
そして台湾に投入されるのはグローバルモデルで SIM フリーのグローバルモデル型番「LG-W281」です。カラーバリエーションは “チタニウム” と “ダークブルー” の 2 色となります。
「LG-W281」主要スペック
- OS
- Android Wear 2.0
- サイズ
- 45.4 × 51.21 × 14.2 mm
- 重量
- 89.4g
- ディスプレイ
- 1.38 インチ(480 × 480)、P-OLED ディスプレイ
- プロセッサ
- SnapdragonWear 2,100
- RAM
- 768MB
- 内部ストレージ
- 4GB
- リアカメラ
- 1,200 万画素、F/2.2、1.25μm
- フロントカメラ
- 800 万画素、F/2.0
- Wi-Fi
- 802.11 b / g / n
- Bluetooth
- 4.2 LE
- バッテリー
- 430mAh、ワイヤレスチャージング
- その他
- IP68、GPS、心拍センサー、NFC(Android Pay 対応)
- カラー
- チタニウム、ダークブルー
- モバイルネットワーク(台湾向け「LG-W281」)
-
- 2G:GSM –
- 3G:WCDMA B1 / 8
- 4G:FDD-LTE B3
気になるモバイルネットワークの対応周波数ですが、WCDMA では Band 1 / 8 をサポートしているものの、LTE では Band 3 しかサポートしていませんでした。
つまり日本では一応 3G 通話と通信ができるものの、NTT ドコモの SIM の場合は東名阪でしか LTE 通信が利用できないこととなります。
ソフトバンクや Y!mobile の SIM であれば 3G 通話と通信、そして LTE 通信が利用できると予想されますが、セルラー機能をサポートした Android Wear では APN 設定変更機能非搭載モデルもあるので、その辺がネックですね。
輸入して確かめる以外に手はありません。
Source:LG