Google は 8 月 29 日、動画サービス「YouTube」のロゴデザインや UI の刷新を発表しました。
「YouTube」の UI 刷新はデスクトップ版と、Android と iOS 向けのスマートフォンアプリ共に、本日より順次展開されます。
「YouTube」は以前よりデスクトップ版のマテリアルデザインや “ダークモード” のテスト、スマートフォンアプリのナビゲーションバーの画面下移動などを展開してきました。今回の UI 刷新はそれらの正式展開と、スマートフォンアプリにおける新たな機能のサポートを含めた大規模な内容となっています。
スマートフォン版アプリの新機能
今回特に大きく変わるのは、スマートフォンアプリの UI や操作性です。まずは、ヘッダーデザインやロゴデザインが変更されています。
機能面では、ナビゲーションバーの画面下移動、動画ダブルタップによるジェスチャー操作、再生速度の変更、動画フォーマットに合わせたフルスクリーン再生、フルスクリーン時の次再生提案動画の表示が、大きく分けて追加機能や変更点となっています。
ナビゲーションバーの画面下移動
ナビゲーションバーの画面下移動はすでに一部の機種でも展開されているので、今回大きく変更された機能ではありませんが、片手での操作がしやすいように、画面下にナビゲーションバーが表示されるようになりました。
動画ダブルタップによるジェスチャー操作
動画ダブルタップによるジェスチャー操作は、動画再生時に動画の左右どちらかをダブルタップすることで、10 秒間の巻き戻しや早送りを行うことができます。
このほか今後数カ月以内に、スワイプによる動画の再生位置ジャンプ機能もサポートする模様です。まだ提供されていませんが、今後提供となったら改めてアナウンスされると予想されます。
再生速度の変更
再生速度の変更は、動画を 0.25 倍 ~ 2 倍の間で 0.25 倍ごとの、ノーマル再生(1 倍)を含めた 7 段階で変更できる機能です。
早くてわからない場面の速度を遅くしたり、素早く動画を見たいときに倍速にしたりと様々な使い方が可能。また再生速度を変更しても、その速度に合わせて音声も再生される仕様となっています。
動画の再生速度変更は、メニューアイコンをタッチして表示される項目から “再生速度” をタッチし、好みの速度をタッチします。
ただしこの機能は全ての動画で利用できるわけではなく、主にスマートフォンで撮影された動画で利用できる模様です。
録画フォーマットに合わせたフルスクリーン再生
動画フォーマットに合わせたフルスクリーン再生は、例えばスマートフォン縦持ちで撮影された動画を再生するときに、スマートフォンのディスプレイを縦表示のままフルスクリーン再生を行うことができる、新しい再生機能です。
ちなみにこのスマートフォンに特化した UI は、1 年前に一部で発表されていて、それが今回ようやく正式リリースされました。
フルスクリーン時の次再生提案動画の表示
フルスクリーン時の次再生提案動画の表示は、読んで字のごとく、フルスクリーン再生をしている時でもその状態のまま、次に再生する動画の提案一案が表示され、再生表示を縮小せずに動画の連続再生を行うことができる機能です。
以上が、今回のスマートフォン版「YouTube」の主な UI や操作性の変更点です。一部の機能は既に利用できていた機能なので新鮮味はないかもしれませんが、動画の再生速度変更などは新しく、そして結構面白い機能かと思います。
ご自身のスマートフォンでも是非、今回の新機能を確認してみてください。
- Android
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- iOS
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Source:YouTube