先日 Google も出資している中国メーカー Mobvoi が、同社の Wear OS ウォッチに提供しているフィットネスアプリ「TicExercise」を v2.12.0-1392.345 にアップデートし、「TicWatch Pro」と「TicWatch C2」にも AI フィットネスアルゴリズムの「TicMotion」を提供開始しましたが、どうやら「TicWatch Pro」と「TicWatch C2」で若干の違いがある模様です。
そもそも「TicMotion」は、ユーザーがランニングなどのフィットネスアクティビティを開始したらその動きを AI が自動認識し、自動でフィットネスログの取得を開始する、「TicExercise」アプリに内包されている機能の一つです。例えばランニングを 1 ~ 2 分行った時点で「TicMotion」が自動認識し、ランニングログの取得を開始します。
特に水泳を行う場合は、ストローク動作からスイミングフォームを区別するなど、かなり高性能なフィットネスログ機能となっている点も特徴。またフィットネスログだけでなく、睡眠ログも自動で取得する点も特徴です。
元々「TicMotion」は国内でも販売されている Mobvoi 製 Wear OS ウォッチ「TicWatch S2」と「TicWatch E2」に初期搭載されていたのですが、この度「TicWatch Pro」と「TicWatch C2」にも提供が開始されました。しかし、今回 Mobvoi が TicWatch シリーズユーザーに送った DM にて、若干衝撃の内容が公開されました。
Cycling proactive tracking is only available on TicWatch S2, E2 & C2.
※DM から抜粋
「TicMotion」がフィットネスアクティビティの自動認識、自動ログ取得機能ではあるものの、サイクリングアクティビティにおいては「TicWatch S2」「TicWatch E2」そして「TicWatch C2」の 3 機種のみ対応とのこと。「TicWatch Pro」は非サポートとなる模様です。機能、性能面ではまだまだ頑張っている「TicWatch Pro」ですが、ここにきて差が出始めてきました。
Mobvoi が Snapdragon Wear 3100 プロセッサとを搭載する「New TicWatch Pro」を投入すれば、すべて解決なんですけどね。
Source:Mobvoi