Google は 2019 年 7 月 10 日、同社の翻訳サービス「Google 翻訳」のスマートフォンアプリで利用できるインスタント翻訳機能「リアルタイム翻訳」における、大幅な機能向上を発表しました。
そもそも「リアルタイム翻訳」は、「Google 翻訳」や「Google レンズ」のカメラ翻訳機能で、スマートフォンのカメラで映し出している文字を、画面内でそのまま翻訳してくれる機能です。
今回の機能向上は、まず対応言語の大幅拡大です。翻訳元の言語を、約 25 言語から 88 言語に拡大。
そして、翻訳表示言語が 100 以上の言語へと拡大されました。「リアルタイム翻訳」はサービス開始当初、英語の翻訳しかサポートされていなかったので、かなり大幅なサポート拡大となったわけです。
次に、翻訳元の言語の自動検出機能の追加です。「リアルタイム翻訳」は元々、翻訳元の言語と翻訳語の表示言語を予め指定する必要があったのですが、今回の機能向上で翻訳元の言語を自動で検出してくれるようになったので、かなり利便性が向上しました。つまり言語を事前指定することなく、あらゆる言語を日本語に翻訳することができます。
そして、UI の変更や最適化です。まず「リアルタイム翻訳」でネックだったのが、翻訳表示時のテキストのちらつきです。今回の機能向上では、このちらつきが軽減されています。
このほかに、外面下部のカメラアイコンなどの UI 変更も行われています。画面下部に「リアルタイム本翻訳」の “リアルタイム”、カメラ撮影をして翻訳を行う “スキャン”、端末や「Google フォト」などに保存されている画像の翻訳を行う “インポート” のそれぞれのアイコンが並ぶようになりました。
今回の「Google 翻訳」機能向上には、翻訳自体の正確性向上、オフライン翻訳の向上も含まれています。
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Source:Google