- 4G LTE 版「Google Pixel Watch」にて「eSIM」単独利用解禁
- au「ナンバーシェア」とソフトバンク「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス」でなくても「eSIM」対応キャリアで利用が可能に
- 実際に「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VII)」を登録してみた
日本国内では、au「ナンバーシェア」もしくはソフトバンク「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス」でないとモバイルネットワーク運用ができなかった、Made by Google スマートウォッチ「Google Pixel Watch」の 4G LTE 版。
がしかし、なんといつの間にか、au「ナンバーシェア」もしくはソフトバンク「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス」以外の「eSIM」単独利用が解禁されていた模様です。「eSIM」単独利用は、組み込み型 SIM「eSIM」を提供しているキャリアであれば、4G LTE 版「Google Pixel Watch」に「eSIM」を登録して運用ができるというもの。いや待ってました!
実際に 4G LTE 版「Google Pixel Watch」に au「ナンバーシェア」もしくはソフトバンク「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス」以外の「eSIM」を登録する方法は簡単で、母艦側 Android デバイスにインストールしたコンパニオンアプリ「Google Pixel Watch」から、画面指示に従って「eSIM」を有効化するのみ。「Google Pixel Watch」アプリの[モバイルネットワーク]をタップして、画面指示に従って「eSIM」プロファイル用 QR コードを読み取ります。
「eSIM」プロファイル用 QR コードを読み込むと、「eSIM」プロファイルが 4G LTE 版「Google Pixel Watch」に転送され、そして設定が完了します。
実際に私も、契約している実際に「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VII)」の「eSIM」を 4G LTE 版「Google Pixel Watch」に登録してみました。見事成功!
これで、母艦側 Android スマートフォンがなかったり壊れてしまっていても、「転倒検出機能」起動時に緊急通報(110 番)へ自動通話も行ってもらえます。
4G LTE 版「Google Pixel Watch」の「eSIM」単独運用は、モバイルネットワーク通信だけでなく、音声通話対応であればもちろん音声通話も可能です。ただしもちろん、転送サービスなどを利用していない限りは母艦側 Android デバイスの着信が 4G LTE 版「Google Pixel Watch」に転送されることはありません。悪しからず。
ちなみに 4G LTE 版「Google Pixel Watch」の「eSIM」単独利用は、2023 年 3 月 6 日(月)時点で最新となっているビルド番号「RWD9.220429.075.J1」にて解禁されています。これ未満のビルド番号の場合、エラーで「eSIM」プロファイルが読み込まれないので注意してください。
これで、au「ナンバーシェア」とソフトバンク「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス」を契約していなくても、4G LTE 版「Google Pixel Watch」をフル活用可能。素晴らしい。
この素晴らしい情報くれた m さん、本当にありがとうございます。是非お礼をさせていただきたいので、メールアドレス付き(一般非公開)でコメントいただくか、お問い合わせよりご連絡ください。
追加情報
母艦側 Android デバイスの「Google Pixel Watch」アプリ内[モバイルネットワーク]設定にて[QR コードをスキャン]を表示するには、[開発者向けオプション]が ON になっている必要があります。
Android デバイスで[開発者向けオプション]にする方法は、Android 設定から[デバイス情報]ページへと移動し、ページ一番下の[ビルド番号]部分を 7 回タップして画面ロック解除パスワード(PIN)入力するだけ。すると Android 設定の[システム]内に[開発者向けオプション]が登場します。この時点で、[開発者向けオプション]は ON になっています。
※Android デバイスによって項目名が異なる場合があります
いつ、何が変わったかと言いますと、2月中旬のGoogle Pixel Watchアプリのバージョン1.1.0.506033635の更新によって、以前はスマートフォン側に特定のSIM(英国やドイツのVodafone、台湾の台湾大哥大等)を挿入しているときだけ出現していたQRコードをスキャンしてeSIMプロファイルをダウンロードするメニューが、どのキャリアのSIMを挿入していても出現するようになったというのが大きな変更点です。
以前からこれらのSIMを挿入して任意のeSIMをPixel Watchに登録したり通信・通話すること自体は出来ていました。(私は昨年10月からiijのドコモ回線のデータ通信専用のもので利用しています)
ただし、今回の更新でQRコードのスキャンできるメニューが出るようになったからと言ってWatch側でなにか大きく変わったかというと、プロファイルの不一致エラーが出なくなっただけで(このエラーは見た目上の気持ち悪さ以外の実害は何も無く普通に通信出来ていました)相変わらずAPNを手動で新規に設定することは出来ません。
この場合何が問題かというと、Pixel WatchにプリセットされてるAPN以外のキャリアやMVNOのeSIMをPixel WatchにダウンロードするとAPNが適切に設定されていない状態、つまりスマホでAPNの設定ミスしたような、通話はできるけど通信ができない状態が起こってしまいます。
実際に私はNipponSIMのプリペイドeSIMをPixelWatchに登録しましたが、適切なAPNが選択肢に出現せず、これらを書き換える手段がWearOSでは用意されていないため、このeSIMを完全に無駄にしてしまいました。
正確にはPixel Watchのbootloaderをアンロックしてroot化すればadbコマンドでAPNを書き換えられるとは思います(実際WearOS2時代の端末でそのような方法でAPNを書き換えた事例はxdaで見ました)が、現状Pixel WatchでbootloaderをアンロックするにはPixelWatchをUSB接続出来るようにするケーブルの自作が必要であまり現実的な方法ではありません。
つまりeSIMなら何でもいいかというとそんなことはなく、Pixel WatchにAPNがプリセットされているか否かが重要になってくるわけです。
具体的にどこのeSIMが良くてどこが駄目なのか把握していないのですが、少なくともスマートフォンのPixelでAPNがプリセットされていない回線のもの(mineo、HISモバイル、リンクスメイト、IIJのau回線あたり)のeSIM等を利用するのはかなりの冒険になるかなと思います。
僕が把握している使えた報告があるeSIMはpovo2.0、IIJ(ドコモ回線)、楽天モバイル(MNO)です。
上記の仕様につきまして記事内で注意喚起していただけますと幸いです。長文でのコメント失礼いたしました。
ビルド番号、アプリバージョンは同じですが設定出来ませんでした。Wearコアサービスは1.4.69.512673544ですので潰されたかもしれません。
私のPixelウォッチアプリですと現在も表示されないです。
すべて最新にアップデートしてあるのですが、、、
何が?
私もWatchアプリからモバイルネットワークを選択しても
「QRコードをスキャンしてeSIMプロファイルをダウンロードするメニュー」
が表示されませんでした…
暫くはこのままauナンバーシェアで様子見てみます(;_;)
あらら
RakutenHand(P710)、Rakuten UN-LIMIT VIIを利用しています。
この環境で登録できるかと思いましたがモバイルネットワークを選択しても「QRコードスキャン」らしきメッセージは表示されないようです。残念です
バージョンが異なるのかと思いましたが。。。。試した環境は以下です。
・AndroidOS 8
・スマートウォッチ Wearコアサービス 1.4.69.512673544
・GooglePlay開発者サービス 23.09.14(220300-515650844)
・Google Pixel Watch app 1.1.0.506033635
もう暫く様子を見てみます
多分ですけど、開発者向けオプションをオンにする必要があるのでは。
pixelの場合
設定>デバイス情報>ビルド番号を7回タップして「開発者向けオプション」をオン
なるほど
QR読み込み出ました!
ありがとうございます!
ひろさん
開発者向けオプションのオンで出来ました。
ありがとうございますm(_ _)m