- 「ハングアウト」に変わる Google の新しいチャットサービス「Google Chat」
- 現状は Google グループウェア「Google Workspace」ユーザーが利用できるサービス
- しかし突如「Google Chat」を使えるようになった
新しいコミュニケーションツールとして Google より発表された、ビデオ会議サービス「Google Meet」と、チャットサービス「Google Chat」。
どちらも基本的にはビジネス向けエンタープライズサービスとして発表されたのですが、「Google Meet」についてはすでに一般ユーザーでも利用することができます。一方で「Google Chat」は、Google グループウェア「Google Workspace」を利用しているユーザー限定で利用することができるようになっています。
ビデオ会議サービス「Google Meet」とチャットサービス「Google Chat」はもともと、メッセージサービス「ハングアウト」から分離されたサービスです。現状「ハングアウト」もまだ利用は可能ですが、御存知の通り「Google Meet」は一般提供も開始されていて、「Google Chat」も 2021 年後半を目処に、サービスの完全移行が徐々に展開されています。
前置きが長くなってしまいましたが、現状は「Google Workspace」向けビジネスツールとして提供されているはずのチャットサービス「Google Chat」が、「Google Workspace」を利用していない私の Google アカウントにて、2021 年 3 月 23 日前後に突如解禁されました。
「Google Chat」の解禁を確認したのは、Android 版「Gmail」アプリの設定内に、[Chat(早期アクセス)]設定が登場したためです。“早期アクセス” ということなので、まだベータ版の設定と予想されます。
この設定を ON にすることで、Android 版「Gmail」アプリに新しい[チャット]と[チャットルーム]タブが登場し、Android 版「Gmail」アプリ内で「Google Chat」を利用することができるようになりました。「Google Chat」は専用アプリももちろん提供されているので、「Google Chat」アプリからもサービスを利用することができるようになっています。
ちなみに私は複数の Google アカウント保有していますが、今回[Chat(早期アクセス)]設定が登場したのは、その中の一つのアカウントのみです。なので、あくまでも一部のユーザー向けに解禁されていると予想されます。
皆様も、Android 版「Gmail」アプリの設定に[Chat(早期アクセス)]が新たに登場しているかどうか、確認してみてください。
Web版(chat.google.com)も早期アクセスとして使えるようになっていました。