- 2022 年 7 月 5 日(火)に金子総務大臣が記者会見を実施
- 実に 60 時間以上も通話ができなかった KDDI の通信障害に対して “大変遺憾に思っております”
- 2021 年 10 月中旬に発生した NTT ドコモ通信障害と共に、過去の教訓活かした通信障害再発防止を検討
2022 年 7 月 5 日(火)、日本行政機関総務省の金子総務大臣が行った記者会見にて、2022 年 7 月 2 日(土)1 時 35 分頃から発生した KDDI の MNO ブランド au や MVNO などの関連サービスにて発生した通信障害に対するコメントを発表しました。
2022 年 7 月 2 日に発生した KDDI 通信障害は 2022 年 7 月 4 日中にほぼ回復したわけですが、結果的に KDDI ユーザーは実に 60 時間以上も通話ができない状態にありました。このことに対し、金子総務大臣は “大変遺憾に思っております” とのこと。
これは単に、60 時間以上も通話ができない通信障害が発生したということだけではなく、昨年 2021 年 10 月中旬に NTT ドコモにて発生した通信障害「ネットワーク工事の切り戻しに伴う信号量増大によるネットワーク輻輳」の教訓を、十分に活かしきれていないために発生した通信障害だったためです。
これを受け総務省では、過去の教訓活かした通信障害再発防止の検討が必要である考えということで、まずは KDDI からの正式な報告を踏まえて、関係法令などに基づいたしかるべき対応を行う予定であることも発表されています。
そもそも総務省は、過去の教訓活かし活かしきれていない KDDI 通信障害のせいで週末の 2022 年 7 月 3 日(日)に緊急対応を迫られたわけですし、さぞお怒りでしょう。今後同じような通信障害が発生した場合は、厳重注意だけでは済まされないでしょうね。
Source:総務省