- 「Nest Hub(第2世代)」の「睡眠モニター(Sleep Sensing)」は「Fitbit Premium」に統合へ
- 2022 年いっぱい「睡眠モニター」は無料機能として提供
- 2023 年より「Fitbit Premium」に統合され月額税込み 640 円のサブスクリプションサービス化
Google が 2021 年 3 月 16 日(火)に正式発表し、海外では 2021 年 3 月 30 日(火)、日本国内では約一か月遅れの 2021 年 5 月 5 日(水)に発売した、Google スマートディスプレイ「Nest Hub(第 2 世代)」。
その「Nest Hub(第 2 世代)」には、「Nest Hub(第 2 世代)」のそばで寝ている人の睡眠時の動きや呼吸音に基づいて、睡眠状態を分析してくれる健康管理機能の「睡眠モニター(Sleep Sensing)」が実装されています。「睡眠モニター」は、睡眠時間などの睡眠ログはもちろん、咳やいびきなどの睡眠障害、環境光センサーによる睡眠時の明るさ、そして温度センサーによる室温監視など、睡眠に影響を与えている可能性のある情報やデータを解析し、そしてわかりやすく表示してくれる仕様。また現時点では、健康管理アプリ「Google Fit」に睡眠データが蓄積される仕様で、2022 年いっぱいは無料提供されています。
そんな「Nest Hub(第 2 世代)」の「睡眠モニター」の無料提供期間も残り 2 か月となったわけですが、どうやら「睡眠モニター」は 2023 年より Google 傘下のフィットネスウェアラブルメーカー Fitbit が提供する健康管理サブスクリプションサービス「Fitbit Premium」に統合される模様です。つまり「Nest Hub(第 2 世代)」の「睡眠モニター」を利用するには、月額税込み 640 円(年間税込み 6,400 円)のサブスクリプションサービス「Fitbit Premium」に加入する必要があります。
またおそらく実際には、2022 年 6 月に Fitbit が提供開始した、睡眠専門家や研究者による 187 万件の睡眠ログデータを元にユーザーの睡眠を 10 の指数によって分析し、同性 / 同年代の典型的な睡眠傾向と比較して改善の余地があるかどうかなどを示してくれる「Fitbit Premium」の睡眠プロファイリング新サービス「睡眠プロファイル(Sleep Profile)」に統合されると予想されます。
ということで「Nest Hub(第 2 世代)」ユーザーにはおそらく、2022 年末か 2023 年頭に「Fitbit Premium」への移行を促すお知らせが行われると予想されます。ただ、現在「Google Pixel Watch」も運用している「Nest Hub(第 2 世代)」ユーザーについては、「Google Pixel Watch」の特典となる 6 か月間の「Fitbit Premium」無料期間も適用されているので、2023 年 3 月前後くらいまでは多方面で恩恵が受けられるはずです。
このほかもしかしたら、「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」の「Digital Wellbeing」アプリ内包の就寝中の咳といびきをモニタリングしてくれる「おやすみ時間モード」も、そのうち「Fitbit Premium」に統合されるのかもしれないですね。
睡眠モニターのプレビュー版は 2022 年末まで無料でお試しいただけます。
睡眠モニターは 2023 年に Fitbit Premium に統合される予定です(現時点では月額 ¥640、年額 ¥6,400 でご利用いただけます。金額は変更される可能性があり、国によって異なる場合があります)。Google と Fitbit は睡眠分野におけるイノベーションを推進しています。Fitbit と Fitbit Premium サブスクリプションとの統合によって、さらに睡眠と健康の改善に役立つサービスをご提供できるようになります。詳しくは、g.co/sleepsensing/previewをご覧ください。
Source:Google