- 「Google フォト」の「ロックされたフォルダ」がついにクラウドバックアップ対応
- 「Google フォト」の「ロックされたフォルダ」は 2021 年 6 月より提供開始されたセキュリティフォルダ機能
- これまでの「ロックされたフォルダ」は格納した写真や動画がローカルにのみ保存される仕様
Google は 2023 年 8 月 29 日(火)、オンラインフォトライブラリ「Google フォト」にて 2021 年 6 月より提供を開始した「ロックされたフォルダ」の、クラウドバックアップ対応を発表しました。
「Google フォト」の「ロックされたフォルダ」は当初、Google Pixel デバイス向け新機能「Feature Drop」として提供が開始されたセキュリティフォルダ機能です。その後、Google Pixel 以外の Android でも利用できるようになりました。
「ロックされたフォルダ」を ON にすることでデバイスのローカルフォルダ内にパスコードか生体認証でアクセス可能な「ロックされたフォルダ」が作成され、そして「ロックされたフォルダ」に写真や動画を格納することで、「Google フォト」のライブラリに表示されないことはもちろん、パスコードか生体認証で認証を行って「ロックされたフォルダ」とアクセスしないと、格納した写真や動画を回覧できなくなります。つまり「ロックされたフォルダ」は、他人に勝手に見られたくない写真や動画を保存しておくための機能ということです。
そしてこの「ロックされたフォルダ」のこれまでの特徴として、クラウッドバックアップが基本の「Google フォト」となる一方で、「ロックされたフォルダ」に格納した写真や動画は、ローカルにのみ保存される仕様という点がありました。つまり「Google フォト」に一般保存されている写真や動画を「ロックされたフォルダ」に移動すると、「Google フォト」のクラウドから写真や動画がそのデバイスにダウンロードされると同時に「ロックされたフォルダ」に格納される仕様ということで。
そのためこれまで、「ロックされたフォルダ」に格納した写真や動画は、そのデバイスでのみしかアクセスできないという特徴がありました。しかし新たに「ロックされたフォルダ」のクラウドバックアップ機能が解禁され、同じ Google アカウントでログインしている複数デバイスにて、「ロックされたフォルダ」にアクセスできるようになります。
つまり「ロックされたフォルダ」がローカルではなく、クラウド上に作成される仕様となるわけです。とはいえあくまでも「ロックされたフォルダ」のクラウドバックアップはオプトイン仕様となるため、これまで通りローカル保存で運用することも可能です。
ちなみに「ロックされたフォルダ」のクラウドバックアップ対応は、半年前の 2023 年 2 月の段階で噂として浮上していました。
「ロックされたフォルダ」は、当初 iOS にも 2022 年中に提供予定としながらまだ解禁されていないのですが、クラウドバックアップ対応と共についに iOS でも利用できるようになります。
We’re rolling out the option to back up your Locked Folder, which keeps your sensitive photos and videos hidden. Now you can access the pic of that engagement ring 💍 you’ve been eyeing with a passcode on any device — even on iOS & the web ↓ https://t.co/NtLsCE6fAX
— Google (@Google) August 29, 2023
「Google フォト」アプリリンク
Source:Google