- Android の Google 広告制御設定「広告のプライバシー」が広く展開開始
- 「広告のプライバシー」は Android で表示される Google 広告を制御するためのプライバシー設定
- Android で表示される Google 広告はユーザーのウェブサイト回覧履歴を元にして記録された興味関心を元に表示
2023 年 7 月下旬より Google ブラウザサービス「Chrome」の Android 版アプリに対し展開され、その後一部の Android デバイス向けにも展開が開始された Google 広告制御設定「広告のプライバシー」が、2023 年 9 月下旬より Android デバイス向けにさらに広く展開開始されました。
今回 Android デバイス向けに広く展開開始された「広告のプライバシー」設定は、Google が 2023 年 2 月中旬にベータ版としての提供を発表した「Android 版プライバシー サンドボックス」の正式版で、Android 内で表示される Google 広告をある程度制御できるユーザープライバシー強化設定です。
対象となる Android デバイスには、「広告のプライバシー」設定の提供開始をお知らせする通知が配信されています。
Google では通常、ユーザーのウェブサイト回覧履歴などから興味関心を記録し、その興味関心に基づいて Google 広告を表示します。Android に新たに提供開始された「広告のプライバシー」設定では、興味関心に基づいて記録された広告トピックのブロックはもちろん、訪れたウェブサイトについて興味関心有りとして記録される提案自体のブロックや、Google 広告を提供しているウェブサイトや広告主による広告効果測定のブロックなどを行うことができます。
またこの Android「広告のプライバシー」設定は、Android 設定の[セキュリティとプライバシー]→[プライバシーの詳細設定]→[広告]→[広告プライバシー]と進むことでアクセス可能です。結構深い場所にあります。
Android「広告のプライバシー」設定は、端末ごとに順次提供されている模様。配信条件や順序などは不明ですが、徐々に展開されていくと予想されるので、まだ配信されていない場合でもじっくり待ってみてください。
新しい広告のプライバシー機能がリリースされました
Android は、表示される広告をご自身でより細かく選択できる新しいプライバシー機能をリリースします。
Android では、ユーザーの最近のアプリ使用に基づいて興味関心のあるトピックが記録されます。また、使用したアプリによりユーザーの好みが特定される場合もあります。その後、パーソナライズド広告を表示するために、このような情報をアプリから後で求められることがあります。広告を表示するために使用するトピックやアプリは選択できます。
広告のパフォーマンスを測定するため、限られた種類のデータがアプリ間で共有されます。
Android における広告の詳細
広告の有用性が向上
表示する広告をパーソナライズするため、アプリから Android に情報を求められることがあります。
- Android では、ユーザーの最近のアプリ使用に基づいて興味関心のあるトピックが記録されます。
- 使用するアプリでは、アプリの使用状況に基づいてユーザーの好みが特定される場合もあります。たとえば、長距離ランニングシューズを販売するア プリを使用すると、そのユーザーはマラソンに興味があると判断されます。
その後、使用するアプリから、この情報 (広告のトピックまたは使用するアプリによる広告の提案) を求められることがあります。Android では、トピックとアプリによる提案データが定期的に自動削除されます。また、提案してほしくないトピックやアプリをブロックすることもできます。
広告のパフォーマンスの測定
使用するアプリから、広告のパフォーマンスを測定するための情報が Android に求められることがあります。Android では、広告が表示された日時など、限られた種類のデータをアプリが収集できるようにします。
Android がユーザーデータを保護する仕組みについては、プライバシーポリシーをご覧ください。
プライバシー設定で変更できます。
Source:Google