マクドナルドは 3 月 21 日、2017 年下半期より順次、(現行の「楽天 Edy」「iD」「WAON」以外の)更なる電子マネーやクレジットカード決済などに対応すると発表しました。
新たに追加される電子マネー決済は「nanaco」のほか「Suica」をはじめとした交通系電子マネー、そして「QUICPay+」などの IC クレジットカード、更には「Visa payWave」「Mastercard コンタクトレス」などの NFC 決済です。現行は「楽天 Edy」「iD」「WAON」のみとなっているので、一気に大幅拡大されることとなります。
マクドナルドは今回の決済方法拡大に合わせて NFC と FeliCa のほかに IC クレジットカードに対応したマルチ決済端末を導入する予定となっています。
今回の発表でやはり注目すべき点は NFC を利用した決済に対応する点です。NFC 決済は海外では一般的ですが、国内では古くから FeliCa が台頭しているために NFC 決済はほぼ普及していません。そんな中でのマクドナルドの NFC 決済対応となるため、他社の NFC 決済導入も加速すると予想されます。
今回のマクドナルドの決済方法拡大は国内の決済需要を考慮したことももちろんありますが、やはり 2020 年の「東京オリンピック」で見込まれる海外からの来日客の決済需要が考慮されています。もしかしたら海外の NFC を利用した「Android Pay」がマクドナルドでも利用できるようになると同時に、FeliCa 非搭載で「おサイフケータイ」に対応していない国内向け SIM フリー Android でも NFC を利用した「Android Pay」が利用できるようになるかもしれません。かなり期待が膨らみますね。
Source:マクドナルド