Google は 2017 年 9 月 21 日、Android の新しいエンタープライズ機能「zero-touch」を発表しました。
「zero-touch」
「zero-touch」は Android 端末を個別にセットアップすることなく、専用のネットワークにアクセスすることで、キャリアレベルで企業用端末として登録することができる新しいエンタープライズ機能です。
通常業務用デバイスを利用する場合、管理者があらかじめ企業ポリシーや従業員アカウントの設定を行い、その設定を元に従業員がアカウントにログインしたり各設定を行う必要があります、「zero-touch」は通信キャリアから出荷される段階で各設定が行われ、従業員がいちいち設定を行うことなくすぐに業務用スマートフォンを利用できるようになる点が特徴です。そのため「zero-touch」は Verizon をはじめとしたキャリアパートナーの機種において利用することが可能で、例えば Verizon 版の「Pixel」と「Pixel XL」におい手利用することができるようになります。
また Samsung、Huawei、Sony Mobile、LG、HMD Global、BlackBerry、HTC、Motorola、Honeywell、Zebra、Sonim などのメーカー製デバイスも順次「zero-touch」をサポートしていく予定です。このほか Sony Mobile 製スマートフォン「Xperia XZ1」「Xperia XZ1 Compact」と Huawei が 10 月に発表する「Huawei Mate 10」も「zero-touch」を初期サポートします。
更に Samsung では Android 8.0 Oreo にアップデートされるか Android 8.0 Oreo を初期搭載するスマートフォンにおいて、追加オプションとして「zero-touch」をサポートする予定で、既に提供されているエンタープライズ機能「Knox」も引き続きサポートされます。
国内ではソフトバンクがパートナー企業に
「zero-touch」は米国や欧州の各キャリアを通して提供されますが、Google の発表では日本国内におけるパートナーとしてソフトバンクがラインアップされました。
今後ソフトバンクが販売する「Xperia XZ1」をはじめとした機種で「zero-touch」が利用できるようになります。
Source:Google