Google は 2017 年 11 月 21 日、Pixel スマートフォン向けに「Google レンズ」の配信を開始しました。
「Google レンズ」は、すでに Pixel スマートフォンの「Google フォト」から利用できるようになっていますが、今回は新たに「Google アシスタント」から「Google レンズ」を起動できるようになります。
「Google レンズ」
「Google レンズ」は、カメラで撮影した被写体やテキストに関する情報を読み取って的確な情報を表示してくれるアシスタント機能です。
似たような機能で、ディスプレイに表示されている情報を読み取ってそれに合った情報などを表示してくれる Android の機能「Now on Tap」がありますが、「Google レンズ」はスマートフォンで撮影した写真に写る被写体の情報を表示してくれる「Now on Tap」のような機能というわけです。
「Google レンズ」は今のところは Pixel スマートフォン向けにプレビュー版としてリリースされていて、当初は「Google フォト」アプリ内で利用することができるようになっていました。そして今回、「Google アシスタント」の画面右下に「Google レンズ」アイコンが表示され、そこから「Google レンズ」を起動できるようになりました。
「Google レンズ」では以下の項目をカメラで読み取り、その被写体にまつわる情報を表示してくれます。
- テキスト
- 名刺から情報を保存したり、URL に従ったり、電話番号に電話したり、アドレスに移動することが可能
- ランドマーク
- ランドマークを認識し、そのランドマークに関する情報を表示
- アート、書籍、映画
- 例えば映画のポスターから作品の詳細や予告編をプレビューしたり、その映画の上映情報を表示
- バーコード
- QR コード含むバーコードスキャナーとして利用可能
「Google アシスタント」の「Google レンズ」は、まず米国、英国、オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール向けにリリースされます。「Google フォト」の「Google レンズ」は日本でも利用できましたが、残念ながら「Google アシスタント」の「Google レンズ」は今のところ日本は対象外です。
Source:Google